ローカルルールが作られて、ポケカが文化の一部になる?
少し前に公式大会は誰のもの?という記事を書いたのですが、その拙い内容をすっきりと整理して、わかりやすい形で非常に説得力のある形で(皆が頼りにする)zbさんがまとめてくださったので、ぜひ目を通していただければと思います。
文句を垂れ流すでもなく、かといって偉ぶってシニカルになるでもなく、淡々と状況を解析しできることを語っていく口調は本当に素晴らしい。見習わなくっちゃ。
さて本日の話題はまたtwitterから・・・
(元ツイートどこかへ流れてしまって、発信者不明すみません)
「僕らのジムバトルではコイン練習してみんな表が出せるようになってしまったので、ローカルルールとしてクラッシュハンマーのようなコインカードは禁止です・・・」(なんとなくこんな感じ)
まあ見る人が見るとツッコミどころ満載なのですが、僕自身はとても素敵だなぁと感じたのでそのあたりをまとめておきます。
文化になるポケモンカード
ポケモンというコンテンツは20年を超える歴史を通して普通の人々の家に浸透していき、今や文化の一部となったなという感があります。何の前提もなく突然「ピカチュウがさぁ」と話し始めても何の違和感もないですもんね。
一方でポケカはまだまだこれからですが、昨年のブーム・e-sportsの盛り上がりなどで追い風は吹いているように思います。ただよく売れているゲームから、持ち主やコミュニティーの中で消化されて文化の一部になっていくというような。
何が言いたいかというと、株ポケという開発者から指定された遊び方を超えて、それぞれのコミュニティーで独自の遊び方というのが生まれてきた時、消化されたな、文化の一部になったなという気がするんですよね。ポケモンカードの楽しさをそれぞれが解釈してより楽しくするために工夫するようになるなんて素晴らしいことですよね!
ローカルルールはダメ?
だから僕はそれぞれのジムにローカルルールが存在するっていいよなぁと割と肯定的なんですよね。店長さんにしたって、お客さんたちが楽しく遊んでいるのを「公式ルールにしっかり合わせてください!」って邪魔する理由がない。
そうすると「ジムバトルは公式イベントなんだから!」とおっしゃる方がいらっしゃると思うのですが、個人的にはジムバトルは公式であって公式でないと考えています。これについてはまた次回にでも書きます。
ただ初めて遊びに来たら妙なローカルルールがあって行く気失せたになってはもちろん困るのですが、そんな時はもちろんその人にローカルルールを押し付ける人なんかいないと思うんですよね。
僕は田舎のジムバトルで遊んでいるのでわかりますが、新しく来てくれた人って神様みたいなものですから、その人に不快な思いをさせそうなことなんて絶対にやらない。初心者っぽい子が来たら、通常ジムバトルだろうがなんだろうが気合でエンターテインしますし、大人の場合は対戦では手を抜けませんが、できるだけ仲良くなろうと努力しますよね。
多分こんな感じ
だから冒頭のお店でも、みんなが心配しているような「初めて遊びに来た人がデッキの中のクラッシュハンマーを使わせてもらえず、もやもやした気持ちで帰る」なんてことは起こらず、こんな感じになると思うんですよね。
「こんにちは、初めて来たんですけどよろしくお願いします」
「おぉ!ようこそ」
「さっきコイン使うカードは使えないって聞こえたんですけど」
「いやいや、僕らコイン投げる練習してたらみんな表がほぼほぼ出せるようになっちゃってさ、それじゃ意味ないから僕らの間では禁止なんだけど、もちろん君は使っていいよ。」
「ああよかった。ところでコイン表出せるってマジすか」
「まあね、いくよ!」
コイン投げる・・・表
「う〜ん、それ3回以上回転してないしもう少し高く投げないと、公式大会とかでは投げ直しになりますよ。」
「え!そうなの。まあそりゃそうか、そうだよなぁ」
「それにサイコロ使うって方法もありますし、これなら100%表とか無理ですし」
「あぁ、なるほどねぇ〜。そんな方法もあるんか」
「まあそんなことはいいから、早く対戦しようぜ」
・
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「負けた〜、ってか君コイン全部表やんけ!」
「いや〜たまたまですよ。そこがポケカの醍醐味ですよね〜」
「微妙に釈然としないけど・・・また来週も遊ぼうな」
「ええ、またよろしくお願いします!」
全然問題なさそう。
まとめ
まあ実際はどうなのかわかりようがありませんが、今までそれなり数のジムバトルに部外者として参加させていただいたことありますが、一度も不愉快な思いをしたことないので、それぞれのジムで新規参加者を迎える準備はできてるんじゃないかと思います。
やっぱり他のカードゲームと比較して、ポケカの良さはその包容力だと思うので、それを武器に少しずつ(カードオタクではない)普通の人々の心の中に染み込んでいければいいなと思います、頑張りましょう!
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