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福島チャンピオンズリーグ中止のお詫びと今後について

 本当にいろいろなことが一気に起こった一週間でした。

 福ちゃんにエントリーしていただいた100人を超える皆さん、今回は皆さんをがっかりさせることになってしまい、本当に申し訳ありませんでした。多くの方が「仕方ないです」とおっしゃってくださり、少しだけホッとしています。

 ここでは今回の経緯と今後の方針について、今現在の僕の考えを記しておくことにします。

当初の認識

 この新型コロナウイルスが話題になり始めた頃は、「へーなんかヤバそうだね。中国の人は大変だな。」という程度でした。ちょっとずつ広がっていることが報道されても、「まあ新型とは言えコロナでしょ、風邪のこじらせみたいなもんだから大丈夫でしょ。」と考えていました。

 さらに言えば、毎年インフルエンザが流行る時期でもあり、

 ・体調の悪い方の参加は自粛していただく。
 ・参加予定の方の体調管理を気をつけていただく。
 ・当日は消毒・手洗い・うがいなどを励行していく。

ことで、乗り切るつもりでした。

わかってきたこと

 ところが火曜日あたりから、次のようなことがわかってきました。

 ・感染後症状が出始めるまで、長い潜伏期間がある。
 ・その潜伏期でも感染力があるらしい。
 ・致死率は2%とされ、インフルエンザの20倍も高い。
   (中国内でのことで、他地域では0.2%程度らしいです)

 まだその時点ではほとんどの患者さんの感染経路がはっきりしていましたが、少しずつ不明な人が増えてきていると。

 つまり知らないうちに感染して、さらに感染を広げてしまう可能性が低くないことがわかってきてしまいました。

カードの大会

 一方でTCGの大会は、割と狭いスペースに多くの人が集まり、お互い同じカードを手で触ることになり、また会話も進むことが多いので、例え対策をしたとしても感染が起こりやすい環境であることは間違いありません。

 つまり感染者がもし参加者にいた場合、高確率で他の人に感染すると考えられます。そして、感染者に自覚症状がないことも十分あり得るとなると・・・。

それでも

 重症化するのは、他にも疾患を持っていたり、抵抗力の弱い高齢者がほとんどということでしたので、(僕を除けば)まあほとんどの参加者が若者であることを考えて開催を決行する択もあったかもしれません。

 しかし参加者の皆さんも一人で暮らしているわけではなく、多くの方と触れ合う可能性が常にあり、その中には重症化してしまう可能性の高い方がいらっしゃるかもしれないわけです。体調が悪ければ近づかないように意識するなど対策はあると思いますが、自覚症状がないとすると普段通り接触することになってしまうでしょう。

 そしてまだ決定的な治療法などが確立していないという点も気になりました。

だとすると

 開催するかどうかの判断は

 参加者の中に感染している人がいる可能性があるか
  (無視できるほど低いか)

 ということになります。

福島ならば

 その時点で福島ではまだ感染者が確認されていませんでした。また田舎であるがゆえにそれほど人が集まる場所も機会もなく、移動も車で行うことが多いので、感染している確率は他地方と比べれば相当低いとは思いました。

 一方で新型コロナに対する検査の体制が整っているわけではありません。あるつてから、実は市内にも韓国帰りの人でそれっぽい症状の人が出て、保健所に紹介したけれど自宅待機するようにと言われただけだった、という話を聞きました。

 さらに関東などの都市圏へ出かけている人も少なからずいることを考えると、100人集まれば一人くらいは紛れ込んでもおかしくないような気がしてきてしまったのです。

というわけで

 今回の福ちゃんは中止という決定をすることになりました。

 運営協力者であるS氏が病院経営をされているお医者さんで、その方からも開催中止を勧められたことは大きかったです。

 さらにいろんな情報が出てきました。

 ・若者の死亡者が出たこと
 ・再発した患者が出たこと(ウイルス変異?)
 ・検査で陰性だった人が発症したこと
 ・検査陰性で通常生活に戻った人がかなりいること

 これらはかなりゾッとする話であり、実際に中止してよかったとホッとしています。もちろん開催しても問題なかった可能性も十分ありますが、人の命を賭けることにならずに済んだことの方が大きい。

次のフェイズ

 この先一体どうなるのでしょう?これはさすがにわかりませんが、現在の情報を総合すると感染者を隔離しきって凌ぐことは無理な段階に入ってしまったように思います。

 都市部ではもう皆さんおっしゃっているように、満員電車乗ってるんだからイベントの中止に意味はない・・・かもしれない。一方で患者さんが増えるということは治る人も増えていくということですし、免疫を獲得していく人が増えていつか普通の風邪に収まっていくのでしょう。これまでのパンデミックはそのような経緯を辿ることが多いようです。

 また検査方法や治療方法もある程度確立していくはずです。

福ちゃんの再開はあるか?

 今の時点ではまだなんとも言えません。

 ただ様々な状況が3月に落ち着くとは思えないので、

 「3月15日のグランドチャンピオンシップスは中止にします」

 再開については、状況を追いながら決めますが、せっかく皆さんこれまでポイントを貯めてきているので、第六回福ちゃんとグラちゃんはやり切って、次のシーズンに切り替える予定です。年度替わりで、遠方へ異動になる人いたらごめんなさい。

 ただ再開する際は、しっかりと科学的な根拠を持って再開を決めたいと思っています。少なくともマスクと消毒用アルコールの供給が落ち着くまでは最低限待ちたいですね。

 その辺もtwitterを通じて告知していく予定ですので、よろしくお願いします。

PokéCaféとかうんざり会は?

 PokéCafé:これももう一度運営で話し合いますが、基本予定通り開催していくつもりです。最近はいつも10人くらいですので、スーパーに買い物へ行く程度のリスクと変わらないと考えてます。アルコールは準備します。

 うんざり会:こちらも換気・消毒などでなんとかなるかなと考えていますが、もう少し様子を見させてください。3月は29日を予約してありますが、できるだけ早めに開催するかどうかを告知します。

 どちらももちろん状況の変化によって、中止になる可能性はありますので、そこはご理解・ご協力をお願い致します。

開催か中止か

 以上は僕らうんざり会運営の考え方であり、他の大会の開催の是非を云々するものではないことをご理解ください。

 そして以下は僕個人の戯言です・・・

 「苦渋の決断で中止」はとてもよく理解できるのですが、「苦渋の決断で開催」はちょっと?と思ってしまう。開催するのならしっかりその根拠を示して欲しいなって思う。

 命のかかっている問題なので、開催するなら自信を持って「・・・という状況だから、中止する意味がない」もしくは「・・・という対策で十分対処できる」と説明して欲しい。

 そしてシティリーグ やCLのような大きなものがかかっている大会は、相当慎重にやらないと無理して来てしまう参加者が必ず出ると思います。僕も福ちゃんを今回開催するならポイントの配布はしないつもりでした。

 また今回のイベント中止を大震災の際の自粛ムードと同一視してる人が結構いるのに驚きました。あの時は不謹慎と言う実態のないものが開催自粛の理由でしたが、今回は命のリスクをどう考えるかと言う問題なので意味は大きく違うと思います。

 「頑張って開催してくれてありがたい」と言う空気はちょっと怖いなと思いました。

まあ

 つまらない話はもういいでしょう。

 今日ライブラリのジムバトルに参加してきました。ただみんなでカードで遊ぶだけで、もう単純に楽しかったので、早く福ちゃんを再開したいと言う思いが強くなりました。

 必ず再開するので、忘れないでね。

 ではまた告知できるようになる日まで、adios!


 

 

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