5分日記 2020.7.5 「なぜゲームをやるのか」 (1587字)
昨晩から夜通しでゲームをやっていた。朝六時に就寝し、朝十時半には起きた。それから食事の用意と片付け以外の時間はほぼゲームをやっていた。ダメンズウォーカーに載りそうなくらいのダメ中年男である。
昨日、今日と、寝食忘れるほどにゲームに没頭する姿は、客観的に見たら相当やばいだろうなぁと思いながらも、僕にはすぐに抜け出せるという確証があった。
話は、少し過去にさかのぼる。
二十歳から二十二歳頃にかけて、いわゆるネトゲにハマっていた時期がある。それこそ寝食を忘れるほどの没頭っぷりだった。いわゆるネトゲ廃人というやつだ。当時、中国かどこかでネトゲに夢中になりすぎて死ぬというニュースが流れたりもしていたが、まさにそうなってもおかしくないほど僕はネトゲに魂を捧げていた。
当然、生活リズムは崩れ、学業は疎かになった。大学を中退したのはそれが原因といっても過言ではない。大学だけでなくアルバイトも辞め、僕は人生そのものに対して盲目的になっていた。現実から目を背け、ゲームの中にいる自分のアバターの方が現実的な存在になっていた。最近ではよく聞く話だが、ここで話しているのはもう二十年ほど前の話だ。
さて、そんな僕がどうやってゲームから離れることができたのか?
昔からゲームが大好きで、生活を崩壊させてまでネトゲに執着した僕がゲームから抜け出せたきっかけは、ふと、次のような疑問を抱いたことから始まる。
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