反射板の夜

反射板の夜

宇禰 日和


ピストルが合法の国にいたらとっくの昔のこんな夜に死んでいただろうと思う。

わたしは
努力ができずそのくせ良い結果ばかり求め折り合いのつかなさに死にたがり他人に求めないふりをして投げ飛ばす、くせに、抱きしめてとせがみ左腕、ばかりを撫でてわたしとあなたの間に区切りをつける
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紙風船は潰れてしまうから
やさしく手を当てなさい
強く叩くと潰れてしまうから
やさしく叩きなさい

夕焼け小焼けで日が暮れて
山のお寺の鐘が鳴って
からすが七つの子を生み育てても
帰り道がわかりません

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全てに意味がなきゃいけません
この斜線も
空間も
存在する意義を全て簡潔に
答えなさい
答えなさい


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とっくに死んだのですか
百日紅が赤く煌々と燃えるから
夏が迎えに来たのです
身体を運んで 細やかな灰を攫っていく
夏は毎年命に関わるので注意しなさいって毎年言っていたのに。

//.

人との別れが前進ならば
この痛みは誰なんでしょう
さよならを窓に投げ付けて

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眠れない ままの朝が来て
ほどけたアイスクリームになった身体
おやすみをあなたに言えない

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宇禰 日和
詩を書きます。