Coffee Talk 感想

一言感想

ちょっと疲れた時に出来るゲームでありながら、色んな人生に触れられるゲーム

簡単な作品紹介

シアトルの街でひっそりと営業している喫茶店「コーヒートーク」に、様々な人たちが来店します。
様々な人とはまさしく様々で、人間以外にもエルフやサキュバス、吸血鬼や人狼なども来店する。
そう、そこはファンタジー世界の住人たちが住む、現代シアトルの街。

夜にしか開かないその店は彼らにとっての憩いの場であり、様々な物語が展開される場所でもある。
あなたはその店のマスターとして、彼らに暖かい飲み物を提供しつつ、彼らの物語に耳を傾ける。

作品感想

非常にゆっくりと楽しめて、疲れた一日などには最適なゲーム。
落ち着くBGMの中で様々な飲み物を作ることができて、ラテアートなんかも作れちゃいます。

この飲み物づくりで何が一番いいかというと、時間に全く縛られないところ。
料理するゲームをしたことがある人ならわかると思うが、多くのゲームは時間に追われながら料理を作る。
しかし、このゲームではそういった時間の概念はない。
なんなら、一つのラテアートを作るのに1時間かけたって、何の支障もない。

ストーリーでやることとしては、飲み物を作り、会話に耳を傾けるの計2つだけ。
しかし、シンプルでありながらも来る客の会話が非常に面白く、全く退屈しない。
ファンタジー世界の住人たちでありながら、私たちでも共感できる問題や、世界でも直面している問題なども取り上げている。
そのため、彼らの会話はどれも非常に興味深かったり面白かったりと、十分にシンプルなゲームでも楽しめる。

ちょっとした息抜きのつもりで買ったゲームが思いのほか面白くて、ついつい全実績を解除してしまった。
とはいえ何も難しいタスクはなくて、そういう意味でも非常にプレイしやすいゲーム。

改めて人には人それぞれの物語があるんだなと思った。
作家・村上春樹は以前ジャズ喫茶を経営してたことは有名な話だが、きっとそのジャズ喫茶があの大作らに寄与していたのではないかと、少しだけ思ったり。
いずれにせよ本当に彼らの物語で一喜一憂したりとすごくおもろかった。
最後とかもう……とだけw

終わり

シンプルでありながら非常に面白く、ゆったりとしながら楽しめるゲームです。
先ほど紹介したストーリー以外にもよりゲーム性のあるエンドレスモードや、短い小説がゲーム内で公開されてたりとか、他にも楽しめる要素もあります。
現在steamとswitchでプレイできるようで、どちらも日本語対応です。
是非あなたもお気に入りの飲み物と共に、このゆったりとした空間を楽しんでください。

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