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遊戯王というゲームの特徴(新規向け)

はじめに

マスターデュエルが唐突にリリースされた事により、新規プレイヤーや、「遊戯王はした事あるよ!でもエクシーズだのリンクだのは知らない!」って感じのプレイヤーがいっぱい居るみたいです。

かくいう自分も大昔、何ならカオスとかの時代の影響を大きく受けているプレイヤーですが、この記事では具体的なデッキや回し方ではなく、ざっくりとしたゲームの特徴などを3項目に絞って纏めてみようかと思います。

遊戯王というゲームでの勝ち方(デッキ分類)

対戦カードゲームは、各種アドバンテージを奪い合うゲームだ。
ハンドアドバンテージ、フィールドアドバンテージ、色々な概念があったりするが、簡単に言えば1枚のカードで2枚を破壊したら1枚分有利!といった感じで、なるべく有利なトレードを狙って駆け引きをするゲームである。

だが遊戯王というゲームはカードの能力がインフレしている。
1枚や2枚程度からゲーム終了にまで持って行く動きがいくらでもあるし、攻撃力でいえば1万超えのモンスターを複数体も並べることも現実的に可能であり、体力であるLP8000など簡単に消し飛ぶ。
直接消し飛ばさなくても、ほぼ詰みの状況にしてしまう事も簡単だ。

そんな遊戯王というカードゲームにおいて、基本的な勝ち筋は3種類ある。
・相手にカードを押し付けて勝つ倒すタイプ
・相手のカードに対応して勝つタイプ
・相手を無視して勝つタイプ

1つ目は分かりやすく、強力なカードやコンボなどをガンガン押し付けて勝つタイプで、どんどん展開していくデッキ等が該当する。
効果だの手順だのは一見複雑ではあるが、やる事自体は大抵決まっているので、新規プレイヤーでも使いやすいとは思う。

2つ目はメタビート等と呼ばれる事もある、対応型のデッキだ。
基本的に各デッキそれぞれ何かしらに依存している事が多い、特に多いのは特殊召喚や墓地に依存するデッキだろう。
アンデットが墓地からバンバン蘇ってくるようなイメージが解りやすいだろうか。
そういったデッキが流行っているのであれば、墓地のカードを除外してしまったり、特殊召喚を妨害してやれば良いと言うのがこのタイプの勝ち方だ。
相手の動きからその場面で最も重要なカードに妨害カードを切る必要があるので、知識や経験が必要なデッキではある。

3つ目は例外で、例えばエクゾディアやバーン系のデッキ等が該当する。
エクゾディアは手札に揃えば勝ちとなるカードで、バーンは相手のLPを戦闘以外で直接削る事だ。
ある意味究極の考え方で、相手を無視して勝利してしまえば良いというタイプなのだが、流石にコナミも不味いと思っているのか他デッキと比較すると大抵の時代において弱くなるようにされている。
あとまぁ当然ではあるが、嫌われやすい傾向にある。

ファンデッキ・マイナーデッキでも勝てるのか?

結論から言えば勝てる。
というか先行を取れれば大抵のデッキは勝てるぐらいゲーム自体が破綻している。
先ず第一に、マスターデュエルのルールでは割とやったもん勝ちである。
というのもマスターデュエルはBO1という1試合のルールだからだ。
本来遊戯王の大会などでは、BO3という2勝先取の3本勝負であり、更にサイドデッキと呼ばれる15枚以下までのデッキを別途用意して、一試合ごとにメインデッキとカードを入れ替える事が可能なルールとなっている。
なので相手のデッキを知った上で対策カードを積んだり、逆に15枚までの変更で別の動きをするデッキに切り替えたりといった事が出来るのだが、BO1ではそういった駆け引きは存在していないのだ。

BO1とか完全運ゲーじゃんと揶揄される事も多いが、逆にこのルールのおかげでファンデッキ・マイナーデッキでも全く勝てないという事はあまり無い。
前述した通り遊戯王はカード能力がインフレしているので、動きが通りさえすれば勝てるという事は多いのだ。
またファンデッキやマイナーデッキがそう評価される理由として、何処かに致命的な弱点を抱えているケースが多いのだが、BO1であればサイドデッキから対策されないのでやり逃げが出来る。
以上のことから、BO3では全く勝てないが、BO1では滅法強いデッキというのも組めるだろう。

手札誘発の重要性

さて、ここまで色々述べた上で、特に重要な点は2つだ。
・遊戯王はカード能力がインフレしている。
・マスターデュエル(BO1)ではやったもん勝ち。
自分が先行であれば良いのだが、後攻を取った場合は何も出来ずに負けてしまう事が多々ある。
そこを対策するのが、手札誘発と呼ばれる相手のターンに手札から発動出来るカードだ。
特に有名なカードが「灰流うらら」だろう。

■灰流うらら:チューナー・効果モンスター■
星3/炎属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果

こういったカードであれば、相手が先行であっても1ターン目から妨害が出来る。
他にも「増殖するG」「エフェクト・ヴェーラー」「無限泡影」等が有名だろう。他にも沢山あるが、少し古い世代のプレイヤーには「D.D.クロウ」などが有名かもしれない。

自分が先行の場合に詰みや大幅有利な状況に持っていく事は簡単だが、後攻から反撃するのは非常に難しい、ゲームの性質上それは仕方がないのだが、後攻を取ってしまった場合の勝ち筋を考えて用意しておく事は重要だ。
その中でも代表的なカードが手札誘発であり、また相手が使ってくる事も想定して動く必要がある。

ちなみにマスターデュエルでは「灰流うらら」は一回限定であるが、抱き合わせセット販売で確実に手に入るようになっている。
商売がお上手ですねぇ……

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