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人の褌で相撲をとる、とは。(ちょっとだけ下ネタ?)

私は二次創作をするタイプのオタクだ。二次創作とは、ざっくり言えば、原作の設定やキャラクターを使って、自分で考えたストーリーを表現することだ。

是非を問うわけではないが、著作権的にグレーな行為であることは間違いない。

まれに二次創作OKと公式が宣言しているジャンルもあるが、基本的には「見えないふり」をしてもらっているだけで、いつ禁止されても文句は言えない。

二次創作でそこそこ反応をもらえても、オリジナルでは泣かず飛ばず、ということはよくあることで、二次創作はある意味「人の褌で相撲をとる」ような行為だといえる。



…というようなことを、昨晩つらつらと考えていたのだが、最後のところでふと気になってしまった。(ここからが本題です)

「人の褌で相撲をとる」ってことわざ、いったいどうやって生まれたんだ。

他人の、褌、FUNDOSHI、つまり下着で、相撲を、えっ、他人のパンツなんて履くことある?どうしてそんな状況になってしまったんだ。どう考えても衛生的によろしくないと思うんだが。

それに褌って、地方の祭事の中継でたまに見かける、白くて前から布が垂れてる、あれのことだよな。力士が締めてるのは「まわし」じゃないのか。ところであの「まわし」って、全然ずれないし、すごいホールド力だけど、下に何か履いてるのかな。直だと痛そうだよなあ。何がとは言わないけど、食い込みそう。あの形状の下着が私は苦手だ。

思いが千々に乱れてしまったので、天下のグーグル先生に聞いてみた。

検索したところ、やはり他人の褌を身につけて相撲をとろうとした人がいたらしいということはわかった。

ある時、誰よりも強い相撲取りがいた。誰も彼を土俵の外に出すことはできず、束になっても敵わず、無敗記録を重ねていく。そのうち彼の褌には、ただの布切れ以上の価値がつけられ、縁起物とされるようになった。多くの商人が彼の褌を欲しがったが、彼はその褌を売ろうなどとは決して思わず、自分の強さの源と考えて大切にしていた。しかしある日、その褌が盗まれてしまう。褌は裏ルートで高値がつけられ、手から手へと渡り、力士を志すある男のもとへやってきた。それを締めて土俵に上がると、思い込みの力なのか、不思議とどんどん勝てる。そして彼はついに元持ち主と戦うことになった。土俵入りした瞬間、一目見て、元持ち主が叫んだ。「この野郎、人の褌で相撲をとりやがって!」

…みたいなことがあったかもしれない、知らんけど。うそです、これ全部今考えた妄想です。古事みたいなものは見つけられなかったので、もしご存知の方がおられたら教えてください。

ちなみに、「まわし」は褌の一種だそうだ。まわしは使用者の胴回りの7〜9倍程度の長さがあり、補助者がいないと締められないとWikipediaに書いてあった。その締め方がまたきちんと決まっていて、図解されてる記事がたくさん出てきた。

私は趣味で時々着物を着るのだが、帯結びの図解に少し似ている。ここに輪っかを作って、反対の端をその輪に通して、ここをくぐらせて…みたいな感じ。ついいつもの感覚で、図解を見ながら頭の中で手の動きを整理しようとしたが、まわしを締める機会に恵まれることはおそらくないと気づいたので途中でやめた。面白かったのは、前の収納部分がきつい時、ゆるい時のテクニックまできちんと説明されていることだった。着物の襟が緩んできたらここを引っ張りましょう、みたいな雰囲気で説明されていた。もちろん大切なことなんだけど、大まじめに書いてあるので、ついついにやついてしまった。

なお、まわしの下にはやはりアンダーパンツ的なものは履かないらしい。大相撲をまともに見たことがないので、私が知らないだけかもしれないが、力士の皆さんはやはりその辺の処理はしっかりされてるんだろうか。医療かな、サロンかな、ワックスかな。
で、もし、万が一、うっかり、大切なものがはみ出してしまった場合は、その時点で負けになるらしい。その名も不浄負け。なぜそんな危険を冒してまで褌一丁で戦わなければならないのか、私にはよくわからない。

こんなことを考えていたので、昨日は寝たのが夜中の2時だった。そして今これを書いていたら、0時になってしまった。褌に奪われる私の時間。ということでそろそろ寝ます。おやすみなさい。

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