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日々のペースと読書

一定のペースやリズムを保つのが苦手で、長距離走や歌、楽器などをしている時、だんだん走ってしまって止まらなくなることが多かった。

日々も同じで、効率や意義を意識しだすと途端にペースを上げて止まれなくなってしまう。次はあれ、これをやってる間にあれ、と走りだしたペースを戻すことができなくなるし、苦しくなってペースが上がったことに気がつく。

自分の中で、自己啓発本やビジネス書、技術書を読むことは読書ではなくて、情報収集や勉強という位置付けになっている。

結局そうした本は、何かを求めながら読んでいるので、自分の中ではペースを上げる行為だからだ。

その点小説やエッセイに明確な何かを求めて読むことは少なくて、何も求めずに読んでいるので、散歩のような感覚でリラックスできる。

何か発見があったり、何もなかったり、贅沢な時間の使い方だけれど、日々のペースを落とす重要な行為だと思う。

みんなも動画や映画で視覚や聴覚に過剰な刺激を与えるのではなくて、たまには読書をすればいいのになと思っているけどあまり分かってもらえない。

この前飲んでいる時に隣に座っていたおばさんにも「あなたはのんびりしているね」と言われたけど、みんながせっかちすぎると思うのだ。

今時の娯楽は刺激的で、受動的にしていても多くの情報が入ってきてしまうので僕は疲れてしまうから、みんな疲れないのか心配だけど、余計なお世話なんだろうな、とか思いながら今日も星野源のエッセイを読んだ。

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