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シノブゴケ?を増やす日記 22/09/14~

先日、研究室の合宿で北海道の中札内村に訪れた際、少しだけ苔を入手しました。林床の倒木などに自生しており、シノブゴケあるいはフトリュウビゴケあたりに見えます。今回はこちらのコケを、撒きゴケと張りゴケで増やす準備をしたいと思います。
乾燥にはそれなりに強いようなので、今回は完全に密封せずに、ある程度大気と接するような状態を考えています。

採取時の写真

茎伏せ法を試す

このコケの株を一本ずつ取り分け、先端の成長点を切り落として10本ほど、ガラス容器の中に横たえました。
そこから、土が湿る程度の水分を与え、ラップで密閉した状態で様子を見ることにしました。


22/09/17

はじめは緑色でしたが、一週間もすると茶色になったり白っぽくなったりして、枯れてしまいました。

ガラス容器に入れたばかりの様子

22/10/14

その後、一ヶ月ほど様子を見ると、小さな株がポツポツと生えてきました。ただし、これはもしかしたら前回の記事で上げた別のコケかもしれません。

なぜかゼニゴケのようなものもいます

22/11/14

さらにもう一月時間を置くと、急にシノブゴケの株が増え始めました。ラップで密閉していたせいか、湿度が高くヒョロヒョロと上に伸びていきます。

シノブゴケと他のコケが混じっている?
ピンボケしていますがひょろ長い株が生えています

まとめ

今のところは枯れることなく増えていますが、湿度が高いせいか縦に伸長してしまいます。ある程度株が増えてきたので、ラップによる密閉をやめるか悩んでいるところです。
今回は新しいコケを増やす記事でしたが、また前回のコケを増やす進捗も更新したいと思います。

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