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★『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』 / インディーゲーム日記#2

Steam:Milk inside a bag of milk inside a bag of milk

https://store.steampowered.com/app/1392820/


“ビジュアルノベルゲーム”です。

サムネイルのアートワーク、タイトルに惹かれて購入。

●¥100
●言語 : 英語
●プレイ時間 : 15分
●周回済

レビューも秀逸で大好きなゲームです。続編がリリースされるそうなので心待ちにしています。


【※以下若干のネタバレを含む感想】













お前はいつから自分を〈主〉だと錯覚していた?


メタゲーでこんな気分になったのは初めてだ。
今までプレイしてきたタイトルの多くは、プレイヤーがゲーム中のキャラクターに対して絶対的な力を持つことへのアンチテーゼだった。ゲームをプレイするにはPCなりゲーム機なり、ハードを通じてソフト(ゲームやキャラクター)にアクセスするからだ。

また、肉体というハードを持っている私は、肉体を持たず、ソフトに過ぎないキャラクターに対してとても"強い"。

そして、キャラクターがそれに対抗する手段は「お願い」であったり、こちらへ訴えかけるものが多かった。このゲームは違う。そんなやさしい構造ではない。

プレイヤーのソフト面(私という人格)を直接ハックされる。


(このゲームではプレイヤーのことをreaderと呼んでいた。ゲームとして選択肢が用意されており、それを選べる以上、私はプレイヤーであり、同時にゲーム中のキャラクターの認知の中では私はプレイヤーではなく、ただの思考を読んでいる〈従〉の存在に過ぎない。)





私は薬じゃない!

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