株式会社と有限会社

前提として、日本国内の大半は株式会社か有限会社に該当します。

ご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、2006年に新会社法が施行される前は、「株式会社」設立には資本金1,000万円、「有限会社」設立には資本金300万円が必要でした。

◼︎株式会社
　☑︎資本金1,000万円以上（現在は1円〜）
　☑︎取締役の任期:2年
　☑︎決算の広告義務（=株主総会）がある

　　※多くの株式を保有している出資者には経営に
　　　参加する権利が与えられるのが特徴

◼︎有限会社
　※現在ある有限会社は「特例有限会社」として経
　　営している企業である

　☑︎資本金300万円以上（設立時）
　☑︎社員数:50名以下
　☑︎取締役の任期:期限なし
　☑︎決算の広告義務がない

　#就職するメリット
     ①会社の歴史が長い
        ⇒安定しているといえる
     ②会社が小規模なため、経営陣との距離が近い
        ⇒また、1つの事業に特化して業務を続けてい
           る場合も多いので、異動・転勤をしたくない
           という方には向いているかも

　#就職するデメリット
     ①ワンマン経営になりやすい
        ⇒小規模経営であり、取締役の任期に制限が
           ないため、社長や経営陣の独裁的な経営に陥
           ってしまう場合もある。

     ②株式会社と比較して信用度を低くみられてし
        まうことがある
        ⇒「資本金が少ない小規模会社」とみなされて
           経営が不安定だと見られることもある。

◼︎まとめ
　株式会社と有限会社、それぞれの特徴からメリット・デメリットを考えて、世間の評判ではなく自分に合った方を選ぶべきだと考えた。