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動物園

動物園に行った。天気は快晴。最高気温も35度に迫るような暑い天気だったが、駐車場に着くと家族連れと思われる姿がちらほらと見られた。


入場券を買って園内に入る。順路が指定されていて、順番に巡りながら動物を見ていくようだ。


テナガザルの姿が目に入ってきた。名前のとおり長い手足を自由自在に操りながら、木の枝を掴んで檻の中で動き回っている。ただ動き回っているのは1匹だけで、他のテナガザルは日陰でじっとしていた。


ヤマアラシ、シマリス、キリン、シマウマ、ヤギ。次々と色々な動物を見て回っていくが、どの動物も動きが鈍かったり、日陰でじっとしている。

無理もない、この暑さである。人間もクーラーの効いた涼しい場所でダラダラと休んだりしているのだ。

ウサギのゲージがあった。覗いてみると、日陰で横になって寝そべっている。やはり暑いのであろう、目を閉じたまま全然動かない。

しばらくその様子を見ていると、ウサギが目を少し開いて立ち上がるような素振りを見せた。動いてる様子が見れそうだと思って期待したのだが、少し立ち上がっただけで、再び寝そべって目を閉じてしまった。一瞬目が覚めただけだったらしい。人間でもこういう場面を見たことがあるような気がする。


ペンギンの飼育ゾーンが見えてきた。多くのペンギンたちが水の中に入っている。水中ではスイスイと泳ぐイメージがあるのだが。どちらかというと水に浸かっているという感じである。涼んでいるのだろうか。この光景をみるだけで自分も涼しくなってくる。


そんな中、元気な動きを見せていたのが鳥だった。インコはゲージの中を右に左にと飛び回っているし、鶏も首を前後に揺らしながらゲージの中を歩き回っている。暑さはあまり気にならないようである。少しうらやましい。


動物達を見ていると心が癒される。