眠ったエーテルの探索

先週、ベテルギウスがマニプラあたりに降りてきているのでは、と書いた後、日常生活に割り込むかのようなタイミングでヴィジョンをみた。
私の場合、大抵は眠る直前や起きる直前にヴィジョンを見る。
しかし最近は、通常の生活の中で突然やってくる。
以前、疲れて目を瞑ると瞼の裏に曼荼羅みたいなものが現れた時と少し似ていた。
この時は、ずっと無くならないと思うような綺麗なヴィジョンだった。それと似ていると思ったのは、同じように身体が疲れていたからだ。
しかし、印象は全く違う。
今回エーテルに映ったヴィジョンは、テレビの砂嵐のようなものが一瞬見えた後、真っ暗なコンクリートのようなものが映った。これも3秒ぐらいの出来事だが、夕食前の時間、キッチンにいて突然見えたので何となく怖かった。
内心、驚いてしばし目を瞑ると、また映像が続いた。今度は地獄のような赤の映像だった。そこから寝入りばなのように映像が動き出した。えんじ色の中に何者かがいて、それが単純な連想で地獄に見えたのだと思う。例えるなら、中にいたのは閻魔様。
これ以上見ていたら、夕食は食べれないと感じた。
映像よりも、この赤のエネルギーによって少し落ち込んだ。
落ち込んだのは振り回されたということでもある。
何故地獄のように思ったのか、考えてみると、地獄とは地の果てだ。この赤の映像は一番底に近い場所に関係すると思った。
赤はムラダーラの色でもあり、始まりの色でもある。
ここに黒を感じたので、きっと何かを超えるという意味だ。
何故、漆黒ではなくコンクリートのように思ったのか。このポイントに生命に回帰する石があるのだ。

最近までベテルギウスについて夢見をしていたので、関係があるのではないかと思った。
でも、それ以降何となく夢を覚えていられない日が多かった。
それまでの意識の放射がここで切れた感じがした。そういう場合の明晰夢は、恒星探索というよりも幽体離脱と言った方がいいのだろうか。

私は一か月に数日は夢を覚えていられない日があり、これは身体のリズムに関係するように思っていた。しかし、最近の夢の傾向を考えるとこういう時にこそ月に抗う必要もあるのだと思った。
抗うというより、意図を打ち込むというような。
夢の中では忙しく、しかし起きるとだんだん忘れてしまうのは意志が不在ということだと思う。なので、最近は眠った場所を探索している。


7/29の夢では生命感覚と繋がっているもの、というような夢で誰かが倒れたり、飛び越えたりを繰り返した。
その後は鞄屋に就職が決まっていたが、様々な人にアドバイスをしているうちに内部崩壊してしまう。
解散した後、ある会場で集まりがあった。この集まりに参加していたのは人ではなかった。さらに上の段の中心に現れたのは鳥だった。

鞄屋には様々、編みこまれた鞄があり、この一つ一つは世界だと思った。
内部崩壊とは自己分割であり、解散した後また集まったのはこれをまた戻す方向にあるということではないか。
中心にいたのは鳥だ。


7/30夢                                玄関前で野良猫を撫でる。
私は、虫がついているかもしれないから撫でたら手を洗うと良いと母に話した。
道路の脇にトラックが止まっていて気になるが、畑に向かう途中なので急いだ。
畑は空気がキラキラして揺れていた。多分、このきらめきは火だと思った。
父がナスを収穫していた。ナスの中にとんがったボールのようなものがあった。
私はそれをとり、一度カゴを置いたまま、家に戻った。お客さんが来ているらしい。もう一度行き来すると、今度は姉と母が自転車で戻ってきた。私がまた畑に行くと今度は知らない他の人もそこに入ってきた。

玄関は家の入口なのでエーテルと肉体のつなぎ目だと思った。
ここにいた野良猫は六角形、まだ主と繋がらない液体だ。
虫がついているかもしれないと言いながらも撫でていたので接触はある、しかし月の側からすると害される要素があるのだと思う。
これはここに太陽の介入、目覚めが不安定なことを指しているのではないか。
ナスは金星のことではないかと思う。とんがったボールのようなものがあり収穫したのは、感じる領域に突起が出来たということではないか。
私が家と畑を行き来すると、姉と母が自転車でやってきた。母は月、姉は恒星意識だと思う。
自転車は意図を乗せた乗り物で、自力で進む。
この夢の印象は肉体に近いエーテル体を育てているように思った。
この時接触していたのはアルゴルかもしれない。自転車でやってきた姉とはアルクトゥルスだ。ここにはアルシオン、アルゴル、アルクトゥルスの関係があるのではないかと思った。


7/31の夢ではある先生に会いに行き、二錠の薬をどちらも飲んでいいのかと質問する、という内容だった。この先生の印象は女教皇だ。
この薬に関する質問は、体の中に詰まったエーテル体を早く出したいというようなニュアンスだが、先生の印象が何となく怖くて、私がしつこい生徒のようになっていた。
きっとこの先生が恒星の私で、生徒とは肉体に近いエーテルの私だ。
職員室の前には三つの鍋の中にそれぞれ複数の洋服が入っており、安いなら買おうと一緒にいた母が言った。
その後、ある世界に血を塗った。

母は新しい服を買いたがっている。
安いならというのは、意志の反射の程度を表していると思った。これを月、肉体、地上と考えるなら、まだ繋がりを工事中という感じがする。
三つの世界のどれかに血を塗ったようだったが、それがどこなのかわからなかった。
これが眠った場所かと思う。
昔、鍋に入った残飯と一緒に沈んでいき夢から覚めたことがあった。
まるで童話のような目覚め方だったが、これは鍋の中に入りミクロコスモスに向かったことを表していたと思う。
この日の夢ではそのミクロコスモスに入る鍋が三種類に増えていた。


8/5夢
どこかの施設で何かを説明していた。
自分がリーダーで、他に参加者が複数いた。
その後、家に戻り自室で作業をした。寝ないでずっと準備をして誰かに電話をする。
その人は白いイメージ、まだ顔を見たことがないが名前を聞いた。
密花というらしい。
また現場に行った。同じ会場で、今度は講座のようなことをしていた。
廊下にあるパンフレットのようなものを母が持ってきてくれた。ここにアドレスを入れるようだった。
また同じ現場に戻ると今度は参加者にどんな風に作るかを指示した。
妹らしき人物から質問が来た。
質問に答えるために隣のスペースに移動すると公園のベンチのような場所。
そこでは中国人のおじさんと何か話し、今度は穴のようなところに吸い込まれた。

自分が指示していくという夢は久々だった。
以前もよく沢山の人に指示してシナリオを完成させていくというような夢を見ていた。(この時はアルシオンだった)
自分が指示していたことを考えてみると、太陽の位置ではないかと思う。
この夢で気になったのは、密花という名前だ。
最近見ている夢の意図が分からなくなり、この日は集中していたのでメッセージともとれる。
密は形声文字で屋根と山の真ん中の必とは閉と同じ意味らしい。
上から下までぎゅっと閉じた、閉じ込めたような印象がこの密という漢字にはあると思う。花をエーテルとするなら、エーテルが埋まった何者か。
花という字は元々は上に植物、下には弓のそりを正す道具の象形だったらしい。
私が電話していた密花とはエーテルの子供だ。
自室でひとり作業するのも久々の夢で、スピカの夢以来だ。これは自我の中心を表すと思う。
しかし、何の恒星かははっきりやってこなかった。
質問をしてきた妹とはアルゴルではないかと思う。
数日前の夢に繋げるなら私はアルクトゥルスの位置にいる。
アルゴルはここでの話をきっと形にしていくのだと思う。
母がパンフレットを持ってきてくれてアドレスを入れた。これはアドレスを一つのクラスターのように考え、あるチームが移動したと考えた。私(私たち)が何か作っているのは月のステーションなのかもしれない。
公園のベンチはメゾコスモスの椅子とすると、アルゴルはそこに誘導した。
中国人のおじさんはメゾコスモスに穴を空けた。


ピックアップした夢の一部を書いてみると、エーテルに関係している夢が多い。
眠り込んだ場所に意図を浸透させるのが目的だと思う。
半年前にみた銀河の夢をいつもどこかで引きずっていてまた見たいと思っていた。
でも、なかなかそういう夢は見なかった。
最近、またそのことを考えていて、この時私が感じた柔らかさというか、透明な土台が全惑星意識なのだと思った。
重なると、一部だけを見ている時の感じ方と違ってくる。
個の更に上にある解放感に惹かれているのかもしれない。
そこは銀河と繋がるらしい。
生活のなかで三分節のバランスが乱れると濃い惑星に引っ張られていると感じる。
調子が悪いので天体の動きを確認したりして、また意識し直す。
トランシットは蟹座の金星と山羊座の冥王星がタイトに引っ張り合っていた。魚座の海王星と牡牛座の火星も協力してる。無意識をどこで拾うのか、私は蟹座が刺激されやすいと思った。惑星も12感覚もすべてやってくる波に無意識ではならない。
下のエーテルと上のエーテルの落差を意識してみると、例えば連動によって銀河まで行ったとしても、感覚に埋もれてしまう時期はいつも努力が必要。
たぶんいまは、その部分を調整している。
以前、幽体離脱した時、そういえば一瞬、自分を天井から見たことがあった。これは起き際で、自分のまわりに青く透明な花たちがざわついていた。驚いて起きて天井から自分を見ると、次の瞬間には青く光る石になった。
上から肉体を見ると、やはり石なのか。

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