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影を描くこと

絵を描いていると大体すぐに時間が過ぎてしまいます。

随分むかしに見た夢で影をもっとはっきり描くのが大切と言われて、それまで視界に入っていなかった影を描いたら全体の絵が動き出すという夢を見ました。今ではあの夢で聞いた影には色んな意味があったのだと分かりました。

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物語などでは影は怖いものとして描かれますが、その概念すら視点が変われば恐れではなくなり、新しい世界が開けていくように思います。夢で影を集めることは分裂した自分を集めていることでもあると思いますが、集めているうちに感情にも変化が出てきました。視界やあらゆる感覚を疑っていたらある日、原型、中心に気付きました。そしてそこからまた変化していくことが楽しくなりました。

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今日は鉛筆画など線とぼかしで絵を描いていたのですが、はっきり描く部分と曖昧な線や描き間違えたものも残すと予想外の絵になったりしてそれもまた楽しいです。消すこともできるけど、かき混ぜたり、ぼかしたりしてその感情のまま風味として残すのもいいなと思いました。前に描いていた線がある時気に食わなくなってしまうけど、まあそれもいいかと今のところ放置しています。

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