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トゥバン

トゥバンらしき夢を見た時、私はバス停にいた。中々バスが来ないため、駐車場にいた仲間に金色の自転車を借りて帰ることにした。

その後も、金色のものは何度か夢に出てきた。
スーパーのお菓子売り場で買い物をしていた時、金色のバッグを肩に提げていた。
私はグミを探していたが、屑状の飴が入った袋が気になり眺めていた。そのパッケージは上に円形競技場のようなものがあり、下の芝生に少女がいる絵だった。手にすると隣にいた子どもにそこはジャンヌダルクがいた場所だよと言われた。


また、ある夢でおばあちゃんに水が欲しいと言われ水道の蛇口の左側をひねると茶色い甘い水が出てきたが、瓶に入れるとそれが金粉だということがわかった。スパークリングワインのようだった。右側の蛇口からは透明な水が出ていた。


金に関する夢をやたらに見ていた時期があった。

ある時、私の育ての親だという会社の社長が実は裏であくどい事をしていて、友人に薬を渡している現場を見てしまった。友人が巻き込まれるのを不憫に思った私は、社長の大切にしていた金の壺を温泉宿のトイレに隠していた。
社長と手下が部屋に入って来た時、私はトイレの窓から様子を見ていた。そして社長は何故かトイレ以外を探せと手下たちに言っていた。
ドラマ仕立てな夢だったが、今になって考えてみると自作自演な夢だ、と思う。

そんな夢を立て続けに見ていたある日、夢の中で日食が起こった。


夜明け前なのか、日暮れどきなのかわからない、夜と朝が混ざったような空だった。私は塔の中から太陽と月が重なるのを見ていた。
日食はとんでもないことが起きたというような印象で、その後夢の中で一度起きて、別の場所でも日食のことを話していた。


あるパーティに参加した後、一度トイレに行った。私は青いドレスに白いカーディガンを羽織っていたが、トイレから出る前にカーディガンを裏返すと背中に白黒の大きな薔薇の中に十字架の模様が描かれた柄になっていた。
パーティ会場の逆側に行くと本屋のバックヤードだった。
間違えたかと思いお客さん用のトイレを通ると狭く汚かった。また来た道を戻っていると、配達員に新刊の本を渡され受け取りのサインを求められた。

その後、誰かが私をドラランドという場所に送る夢をみた。画面の向こう側の人の顔は見えないが、その頃頻繁に連絡を取り合っているという設定だった。
パソコンの画面から、私は様々な場所に出入りしていた。ドラランドは大きな大学のようで、私は「いま侵入しました」と電話で数人と話していた。

大学の夢は何度か見たが、渡り廊下ではくちょうの子どもたちに色とりどりの靴を届けようとしていた時、これはトゥバンとデネブが合わさった場所だから大学になっていたのだろうかと思った。

また、ある時、大学の教室で何かを発表していた。複数人発表をしたが私は何故かチェンナイのことを話していた。

「チェンナイは色とりどりでありのままの色彩が美しかった」と話したら、それはクリエイティブだと教授のような人に言われた。
現世のチェンナイには行ったことはないので、何故チェンナイだったのかはよくわからない。龍かあるいは蛇の印象を持っていたのかもしれない。
後々、これは試験だったのではと思った。
別の場所で試験を受けていた時も私は似たようなことを発表していた。
他の場所でも私は、「〜は〜で美しかった」と発表していたのだ。
こういう夢の見方をするのは、私の中心にある恒星の影響かもしれないと最近気づいた。
美とは曖昧な言葉だと思う。
基準がまるでわからないのに、わかっている。
美の漢字の成り立ちを調べると大体「羊」+「大」で、まるまると太った羊や、大きな羊という風に出てくる。この、大きなという解釈が質量でなくても良いのなら、物質的重さでないのならば、羊の毛は雲や霧のようなものでもいいかもしれない。
それを支えているのは骨格かもしれないが、骨格も質量ではないのかもしれない。
そういう意味でなら、大きな羊はやはり「美」なのかもしれないと思う。

この間、久しぶりに見たトゥバンの夢では、小さな倉庫のような場所で数人で片付けや探し物をしていた。あるノートを見つけた時、下の端に金属→鉱物→……などのメモが書かれてあり、ある部分に○印が書かれていた。どこかで見たような順序だった。とりあえず、この順序で探してと私は頭文字に矢とつく友人に言われた。この夢は、まだ続いている。

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