日記

22歳の誕生日から二日後、2月から続けてきた就活でやっと内定を頂いた。

面接自体の手ごたえはあまりなくて、終わったあと駅のトイレで号泣し、母にやっと安心させられると思ったのにダメだったかもしれない。ごめんね。っていうLINEを送ったぐらいだった。

最終面接の次の日に連絡を頂いたが、エージェントから電話で伝えられた時には実感が全くなく感情のないありがとうございますしか言葉にできなかった。就職支援課の大人に言われたもっと学生らしくしたほうがいいというのはそういうところからなんだろうな。面接のどこが良かったかも教えてくれて手ごたえはなかったものの頑張ってよかったと思えた。

正直、内定をとることに必死で何がやりたいのかとか第一志望だとかはもうわからない。このつらい状況から早く脱して家族を安心させたいというのが大きかった。

内定の報告を実家にいる母に電話をしたらすごく喜んでくれたし、安心してくれた。母から連絡を受けた祖母からも祝福の電話が来た。

もっと喜んでいいはずなのに私の性格上それは無理だった。あんなに頑張ってやっとつかみ取った内定なのに「本当にここでいいのか」という気持ちが上回ってしまった。わたしは未来のことを考えるのが本当に苦手で常に未来に怯えて過ごしている。大学受験のときもそうだった。来年の今頃どこで誰と何をしているのかわからないのってすごく怖くないですか?趣味に時間を費やして、好きな勉強ができて、家族や好きな人たちが元気に過ごしている今が幸せすぎる。ずっと今が続けばいいのにと思う。こうして考えすぎてしまう性格のため決断するのにも人一倍時間がかかる。

普通だったら内定が出たら安心してほかの選考も頑張れるはずなのに新しい不安に押しつぶされて体調を崩している。頭は痛いし、体はだるいし、何もやる気は出ない。何度も計っても熱はないからバイトや授業は休めないし、ただただつらい時間が続いている。

母と電話したら涙は止まらないし、電話を切ったらもっと涙が止まらなくなった。22歳にもなってこんなにも弱い自分が情けない。

どんな決断をしたとしても働くことは大変なことだっていうのはわかってるし、性格上働き始めてから病んでしまうのもわかっている。

今もこれからも健康に、自分のことが嫌いにならないように、自分らしく生きていける決断ができればいいなというのを決めて頑張りたいです。

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