喉が渇く前に飲む!タンゴダンサーの熱中症対策

今年も日本各地で猛暑が続いています。東京では36度以上の気温を記録し、静岡ではなんと40度と、そして道路のアスファルト面は60度以上に達することも!あるでしょう。

このような厳しい暑さの中でアルゼンチンタンゴのレッスンや練習を行う際は、熱中症対策が極めて重要です。最新のスポーツ栄養指導の知見を基に、安全にタンゴを楽しむための方法をご紹介します。

1. 適切な水分補給

熱中症予防の基本は適切な水分と電解質の補給です。汗は99%以上が水ですが、ナトリウムなどの電解質やマグネシウム、カルシウムといったミネラルも含まれています。大量の発汗時にはこれらも補給する必要があります。

飲むタイミング:
- 喉が渇く前に飲むことが重要
喉の渇きを感じたら、すでに遅いです。身体の水分は排尿、汗、そして呼吸からも水分を排出してます。
 なので、少しでも汗をかいたらこまめに水分補給することが大事です。

飲料の選び方:
お水やお茶でも良いですが、身体に吸収されにくい場合もあります。水の場合は体への吸収は20%ほど、80%は排尿されてしまいます。
そこで体内に吸収されやすいハイポトニック飲料をおすすめします。

- ハイポトニック飲料とは
運動中や後の飲用に適しており、より速やかな水分吸収が期待できる飲料です。
同じような飲料でアイソトニック飲料もありますが、こちらは運動前後に良いとされてます。

- アイソトニック飲料:体液と同じ浸透圧で、運動前の飲用に適しています。また、糖分を含むためエネルギー補給にもなります。

ハイポトニック飲料は自分でも作れます。
作り方は以下の通りです:

- 水1リットルに対して塩3グラム(約小さじ1/2)を溶かす
- 少量の砂糖を加える(甘さは薄い方が良い)
- レモン果汁を加えて味を調整
とても簡単なのでぜひ作って飲んでください。

2. 適度な休憩と環境管理

練習やレッスンの合間に適度な休憩を取り、水分補給と体温調整を行いましょう!

また、練習環境の温度と湿度管理も重要です。

練習場所の環境整備:
- 適切な温度管理(エアコンの使用)
- 除湿器の使用や換気で湿度を調整

高温多湿の環境は特に注意が必要です。湿度が高いと汗の蒸発が妨げられ、体温調整が難しくなります。そのため、温度が低くても湿度が高い場所では身体の汗が蒸発しづらく熱中症になりやすいです。

3. 体調管理と初期症状への対処

筋肉の約75%は水分で構成されています。十分な水分補給は筋肉の機能維持にも重要です。
そして、熱中症の初期症状を知り、早期に対処することが重要です。

熱中症の初期症状:
- めまい、立ちくらみ
- 頭痛
- 吐き気
- 倦怠感

これらの症状が現れたら:

1. 直ちに練習を中止し
2. 涼しい場所で安静に
3. 水分補給を行い
4. 冷たいタオルで身体を拭くなど、体温を下げる

予防と早期対処が熱中症対策の鍵です。
自身の体調変化に敏感になり、仲間の様子にも気を配りましょう。

まとめ:
- 喉が渇く前に、こまめな水分補給!
- 適度な休憩を取る
- 環境管理に気を配る
- 体調変化に注意、早めの対処を


暑い夏が続きますが、これらの対策を実践することで、より安全にタンゴを楽しむことができます。

水分補給を忘れずに、夏とタンゴを楽しみましょう。​​​​​​​​​​​​​​​​

GYU

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