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大腸がなくても

ヒルシュスプルング病により大腸(結腸)全部と小腸の一部を摘出してしまっている私ですが、結論から言うと今の栄養状態は「問題なし」です。

残った小腸が半世紀近く頑張ってくれています。失った大腸をフォローしてくれています(「腸管順応」というらしい)。手厚い精勤手当をあげたいです。

大腸は水分を吸収するところというイメージがありますが、実際は水分の8~9割が小腸から吸収されるそうです。ですので、とくに脱水になりやすいというわけでもありません。健康診断の採血検査でも栄養状態が悪いと言われたことはありませんし貧血もありません。
大腸がなくても生命維持にはほとんど影響がなさそうです。

ただ、今では問題なしですが、私も中学生くらいまではいろいろな薬を飲まされていました。すべて栄養補助的なもので、ビタミン剤、鉄剤、亜鉛、そして成分栄養剤。
この成分栄養剤についてはいつか別に書きたいと思いますが、とにかく子どものころは薬でおなかがいっぱいになった記憶があります。
高校生になると定期的な通院は終了し、薬もまったく飲まなくなります。残った腸だけで栄養は十分とれるようになったということになりました。

問題なく栄養が摂れるのだからいいんじゃないの、と思われますが、栄養ではない別の面の苦労が。
次回以降そのことについて書いていきたいと思います。

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