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間質性肺炎、出血性膀胱炎


【間質性肺炎】
 肺の中にある肺胞と呼ばれる部位やその周りに炎症を起こすことがあります。
これを間質性肺炎といいます。
はじめは会談を上がるなど、無理をすると息切れがする、息苦しくなるなどの症状がみられます。
進行すると普通に歩いているだけでも症状がみられるようになります。
歩行中にこれまでとの違いがあれば注意が必要です。
また空咳が出たり、また続いたりするような場合は、すぐに担当医師、看護師、薬剤師にご連絡ください。


【出血性膀胱炎】
 膀胱の粘膜に炎症が引き起こされることがあり、特に出血を伴う出血性膀胱炎といわれるものが、
軽度のものを含めると比較的よくあらわれます。
出血性膀胱炎はシクロホスファミドが体内でアクロレインという膀胱を刺激する物質に変わるために起こります。
尿が膀胱内に長時間たまった状態でいると、膀胱粘膜が刺激され出血性膀胱炎が起こりやすくなります。
水分をこまめに摂り、排尿回数を増やすようにしましょう。
少しでもおかしいと感じたときは、すぐに担当医師や看護師、薬剤師にご相談ください。


こんなときはすぐに連絡を!!
・尿が赤みを帯びる(血が混ざる)
・水分摂取を増やしていないのに尿の回数が増える
・排尿時に痛みがある
・尿が残っている感じがする

セルフケアポイント
・できるだけ水分をとるようにしてください。
・膀胱に尿をためないように頻回に排尿してください。


【参考文献(パンフレット)】
エーザイ株式会社:ドセタキセル・シクロホスファミド療法を受けられる方へ

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