ふわっとしたファンタビ3感想

ファンタビを観てきた。一応シリーズ前作とハリポタ原作・映画は観ているが記憶が曖昧なので間違った事を書いていたら申し訳ない。特に深いことは書けないので箇条書きでふわっと。すごくネタバレします。



・前作は話の展開が重い・速いせいもあってかいまいちストーリーにノることができなかった。ハリポタシリーズを観ていればわかるネタが散りばめられているのは面白かったのだが、そればかりが目立ってしまい「ハリポタ模試」を受けている気分になってしまった。

・今回は「グリンデルバルドを止める」という目標が明確で、キャラの心情も丁寧に描かれていたのでストーリーに入り込みやすかったと思う。(まあ「みんな!ハリポタは原作もチェックして、なんならポタモアも見てきたね!?」感はあったけどオタクなのでそういうのは嬉しい)

・ニュートの綺麗な瞳にばかり目が行きがちだが口元も可愛い。気まずい時少しへの字になるのも、「やめろ!」と言う時はキッと力が入るのも。

・ビルやパーシーもなのだが、「公務員ぽい顔」というイメージが欧米にもあるのだろうか。テセウスはまさにそれっぽい顔だよなと思った。

・クイニーは闇堕ちしてない。賢い女性なんだ。(だから僕がどうこう考えるのはお門違いだ)と考えていたジェイコブの愛の深さはすごい。そして実際に苦悩するクイニーを前にしては「君には考えがあるんだろう?信じてるよ」とか的外れなことを言わないのもすごい。あそこであの言葉をかけることで事態が好転した訳では無い。でも必要だ。ジェイコブにとっては。

・CV森川智之はバチバチにかっこいい役もいいが、やっぱりちょいダメくらいがハマる。ダメなところを自覚している少しの寂しさや諦観が、あの甘い声にマッチするのだと思う。

・シリーズ1作目からだが、ハリポタの学生と比べて個々の能力の高さに驚かされる。個人行動して麻痺呪文等から無言で身を守れることができることが前提の作戦はハリー達には難しいよな、と感じた。

・マグゴナガル先生わっっっか

・ハリポタ原作を読んだ時よりも、アバーフォースは苦労人だというイメージを受けた。ファンタビからハリポタ終盤まで、手を貸してくれる彼の正義感は素晴らしい。

・終盤、テセウスが「アルバス」と呼びかけるシーンで色々考えてしまった。

・ファンタビのダンブルドア先生は40代。1作目のニュートは29歳らしい。当然テセウスとはもっと歳が近い。

・自分もまだまだ現役で、同じ肌感覚で時代を生きている人々と肩を並べて(1歩引いて?)戦うダンブルドアはハリポタの時と比べて生き生きしている。「ハッブルパフに3点」「〇〇(マグルのもの)について教えてくれ」といった言い回しはハリポタにもあるのに、すごく若さを感じた。消えない過去の影を引きずってはいるが、ハリポタ時点のような寂しさはあまり感じない。

・自らの死という覚悟を決め、騎士団を組織し、学生を導いたダンブルドア先生も、強力な魔法使いだ。しかしファンタビを見た後だと、どうしても孤独に見える。そもそも生き残った男の子という切り札が、正義感を持ってヴォルデモートに立ち向かう勇気と能力を持つかは初めはわからなかっただろう。スネイプや騎士団の大人がいたとはいえ、ハリポタ前半のダンブルドア先生はかなり不安だったのではないだろうか。というか私だったら不安だ。

・単にジュード・ロウだから強そうに見えるだけかもしれない。

・ダンブルドア先生は正義感と勇気を持った人だが、主な行動原理は自責だ。他人と分かち合うのは難しい。だからこそ、他人をあまり邪推せず、感じたことを正直に言ってくれるニュートが好きなのかもしれない。

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