スポーツの力って?いったい!

オリンピック、パラリンピックが終わりましたね。皆さんもおそらくスポーツから沢山の感動をもらったことでしょう。素晴らしい、ありがたいことです。
しかしながら、ちょいと、立ち止まって考えておきたいことがあるのです。
果たして、スポーツの何に感動しましたか? 金メダルに感動? 
スポーツには勝ち負けがつきもので、必ず勝者、敗者がいます。その中でも負ける人が圧倒的で、敗者がいなければ勝者は生まれません。それが勝負、スポーツなんです。例えば日本のJリーグ、18チームの内9位〜10位以下のチームは1シーズンで負けの数が多い、中には数試合しか勝てないチームもあります。それでもプロであり、負けるのが仕事と言っても過言ではない(ちょっと過言)、ただそんなチームも存在しないと勝者は存在し得ないという、それがスポーツなんです。
政治家などは金メダルを讃え勝者賞賛の嵐。もちろん勝者は想像を絶する過酷なトレーニングや鍛錬の末に勝ち取った勝利であり讃えられるべきだし、尊敬されるべきことでしょう。しかしながら、僕ら観客はそのスポーツをエンタメとして?コンテンツとして?消費してしまって果たして良いのでしょうか?本来の、純粋なスポーツの力、今一度考えなければならないのではないか。僕はそう思っています。
勝敗は結果でしかないこと、選手たちはわかっています。ラグビーでは試合が終わればノーサイド、他の競技でも勝者は敗者を労い、お互いを讃え合う。そんな光景を目にしますよね。負けた選手たちがいちばん悔しいでしょうし、それもわかっている筈。たとえ勝った選手でさえも。
そもそもオリンピック、パラリンピックの在り方や、このコロナ禍で強行した意義も、僕らは今一度考えなければいけないような気がします。
何よりスポーツがもっと身近に、そして夢を、感動を、皆んなで分かち合えるために。

スポーツを愛する皆さんへ。

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