効果と効率

2021/2/10(水)

「効率が悪い」「効率を良くしたい」
物事がうまくいっていないときに、よくこの発露を聞くことがある。

果たして、効率をよくすれば、目的を達成できるのだろうか。
効率という、それっぽい言葉が一人歩きし、万能感を委ねてる気がする。「戦略」に似た感覚を覚える。

改めて、効率とは何かを考えたい。

効率を語る上で、「効果」と相対化した方がわかりやすい。

効率:作業のコストを下げること。作業をうまくやること。
効果:成果(パフォーマンス)を出す方法。

つまり、これを見れば分かる通り、成果が出てないときに、効率を追求しても状況は変わらない。
効率を追いかける前に、効果を追いかけること。

最近の風潮として、「いかに短い時間で、負荷をかけずに、事なきを得るか」が美しいとする雰囲気が漂っている。

これは全く刹那的な考えすぎるのと、成果が出なかったら、淘汰される原理原則を理解できていないのだろう。

話は逸れたけど、改めて、効果→効率の順番で取り組むことを徹底したい。

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