手塚治虫さんのご先祖様が主人公のマンガ。

手塚家はずっとお医者様のご家系。
しかも、漢方ではなく、西洋医学。
幕末は漢方医と西洋医の戦いがあり、救えた命も救えなかった事も多数あった。

思い込み、信じ込み、噂、迷信…。
発展、進歩するためにはどうしても越えなければいけない壁。

新しい考えと出会うとき、その考えに恐れを頂くのか、それとも興味をもつのか。
結果を見せられたとき、その結果から学ぶのか、それともその結果の欠点を見つけるために血眼になるのか、または抹殺するのか…。

生きて行く中で多くの選択を求められる。

多くの物語を身で感じておく効用は、自分の人生で選択の機会がきたときに、冷静に面白い方を選べる可能性が高くなることだろう。

文庫本2巻まで読み終わり、すでに恋しい人が何人も亡くなっている。
なんとなく命の儚さを感じながら、続きを読もう。

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