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お金はないが熱意はある!そんな中小企業経営者を支援したい

そう言えば、私自身の自己紹介をまだしていなかったなぁとふと思い、少しこの場で紹介できればと思います。

もともとは、小さなIT企業の共同出資者として、会社経営を20年(2001〜2022)やってました。それから今の会社「株式会社 業務の改善」を立ち上げたのが2022年。今期で3期目になります。

お金も時間もない。3度の苦しい時期

IT企業の会社経営は2001年の「立ち上げ期」と倒産の危機を迎えた2012年の「業態変更期」に大変な苦労をしました。そして、独立してからの「自己価値創造期」も精神的な不安の多い時期でした。

東日本大震災の津波で流されたとみられる巨大な缶詰のオブジェ(筆者撮影)。2012年の「業態変更期」では、震災復興関連のシステム開発の依頼で、ホームページ制作からシステム開発へ業態変更を行った。当時はほぼ24時間体制、僅か数人でシステム開発やデータ変換を続けるという、過酷労働が必要な時期だった。我ながらよく乗り切ったと思う。

これらすべてに共通することは、その時「お金がない」ということです。さらには生命力も脆弱なので、放っておくと直ぐに死ぬという「時間もない」時期でした。とにかく少ない予算で時間をかけずになんとかするというのが使命なんですね。

同じように苦しむ会社の事情がよくわかる

こういう会社さんって世の中にとても多いと思っています。そして、「価値提供ができるのに、それを伝える手段がない」とか、「大きな価値は感じてるんだけど、具体的にそれが見いだせない」とか、「デジタル化したいけど、怖さのほうが勝ってる」という会社さんも多いと思います。

そういったもやっとした不安やふわっとした期待は、トライアンドエラーを続けて小さな失敗から学んで成果を掴んでいくしかないのですが、そこのノウハウも無ければ当然お金もない。直ぐになんとかしないとという気持ちだけが焦る。

私自身が同じ悩みを抱えてきたからこそ、多くの会社さんが抱える同じ悩みを解決したい。そのためには、まずはお金をかけずにやろう。やれば必ず成果は出る。成果が出てしっかり稼げるようになったとき、貢献した分の対価をいただこう。そんな気持ちが湧いてきたんです。

2022年、高知県デジタル変革実践教室での講義の様子(出典:高知デジタルカレッジ)
ここでも地域の中小企業に対する支援をしたいという気持ちが大いに醸成された。

本業の傍ら、リソース投資を開始

そして、実際に個人事業主の方や、中小企業の社長さん、従業員の皆さんに対して無償・安価での支援をスタートしました。それを私は「リソース投資」と呼んでいます。

リソース投資とは、お金はないが熱意はあるという方に対して、私が培ってきたITや会社経営にまつわるノウハウ、技術的なサポートを無償・安価で提供し、将来の成長に対するリターンを期待するというものです。

当然、投資ですから、リスクもついてまわります。支援をして成功しても、リターンを得られる保証はどこにもありません。ですが、支援しているのはすべて世の中に挑戦のムーブメントを起こそうとしている人たちなので、仮にリターンを得られなかったとしても社会に大きな価値を提供できますし、恩を仇で返すような方は一人もいません。

日本を明るく元気にするために

私の夢は、「日本を明るく元気にすること」です。そのためには東京と地方の格差や、大企業と中小・零細企業の格差、年代間の格差など、あらゆる格差をなくしていく活動が求められます。地方交付税交付金ではなく、東京より地方が稼げるしくみをつくる。大企業の優遇ではなく、中小・零細企業に挑戦できる環境をつくる。貯めるのではなく、高齢者から若い世代へお金が流れるしくみをつくる。こういった取り組みが世の中全体に広まるよう、たとえ僅かであっても貢献したい。そういう想いがリソース投資の根源にあります。


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