【コロナ禍】高齢出産、帝王切開での出産入院で必要だったグッズと注意点

今年(2020年)の8月。
37歳。帝王切開で出産しました。

コロナの影響で、立ち合い出産ができなかったり、面会制限などがあるなか、帝王切開での入院と出産。

なかなか大変な思いをしました。

ただでさえ不安や葛藤のある帝王切開での出産。
そこに追い討ちをかけるように、家族と会えない孤独な入院生活。

親しい人と会えないことや立ち合いができなくなったことが寂しいのはもちろんのこと、入院生活で家族を頼りにできないという状況は想像以上に困りました。
「面会に来てもらうついでに、荷物の整理や洗濯を手伝ってもらう」
「入院中に必要になったものを持ってきてもらう」
「食べたいものを差し入れてもらう」
などの、コロナがなければ普通にできた事ができなかったということ
がとても困りました。


そういうわけで、これからコロナの影響下で帝王切開入院・出産される人に同じ思いをしてほしくない!少しでも役に立てる情報を提供できたら!と思い、入院で特に必要だったものや、あったらよかったもの、注意点などをまとめておきたいと思います。

産院によって状況は違うと思いますが、参考にしていただければ幸いです。

【必要だったもの・あってよかったもの】


☆ハンディ扇風機
(相部屋の場合、室温調整が自由にできないのであると快適)

☆ドライヤー
備え付けのものはたいていパワーが弱いのと、相部屋だと順番待ちなどあるので、持っていると便利)

☆スリッパ2〜3組
(普通は1組ですむところですが、帝王切開の場合は術直後から着圧ストッキングを履く事になり、血栓防止のため丸2日ほどは脱げません。
脱ぎたくても傷が痛くて数日は自力では脱げません。履きっぱなしなので、当然ムレます。
足が臭くなるのに、傷の痛みで足を洗う事もかなり難しい。その臭いがスリッパにもうつってしまい、替えがないと臭いスリッパを履き続けなければいけないというかなり不快な状態になります。。
使い捨てのものを複数持っていくことを強くおすすめします!

→着圧ストッキングの替えを数セット用意し、助産師さんに履き替えさせてもらうというのも有りかもしれません。(やってもらえるかは事前に確認しておいた方がいいかもしれません。)

また、相部屋の場合は足音が鳴りにくいスリッパにすることをお勧めします。
相部屋は、産後で神経質になりがちな方もいて、自分のたてる物音にはかなり気を使いました。

パジャマの裾が床にすらない程度の底の高さのあるものがいいと思います。)

☆延長コード
(できるだけ体を動かさずに過ごすためには必須です。ある程度長さのあるもの。私の病室の場合はベッドの頭上の壁にコンセントをさすところがありました。ベッドはリクライニングなので、ベッドの上でスマホを充電したりしているとベッドの背中を立てるときにコードが引っ張られます。短いとすぐ抜けるかベッドの裏に落ちると思います。)

☆カイロと冷えピタ
(手術の影響で体が冷えたり、逆に熱が出ることがあります。)

☆クラッカーなどのプレーンな味のおやつ

痛み止めの薬を飲む前にお腹に入れる用。食べてから飲むと胃を傷めずに済みます。)

※術後3日目くらい〜退院まで、6時間ごとに痛み止めを飲みました。薬の種類や体調によっても変わると思います。

☆ラップ(小さいサイズ)
産院で出されるごはんをラップで小さなおにぎりにしておいて、夜中に痛み止めを飲む前などにお腹にいれていました。 乳首のケアにも使えました!

☆整理用カゴ
テーブルの上に小物をまとめて置いておくのに便利。必須です。私はラップやハサミ、ボールペン、粉末の飲み物、ふりかけ、痛み止めなどを入れていました。

☆大きめのS字フック2〜3個とレジ袋数枚
ベッドのフレームにひっかけて、レジ袋をかけてゴミを入れたり、おやつを入れたりしていました。S字フックの小さいサイズのものはほとんど出番なしでした。

☆アイマスクと耳栓(相部屋の場合は必須)

☆ハサミ
(何かと使いました)

☆ペットボトル用ストローキャップ
(100均のものでOK。帝王切開の場合は特に必須)

☆クッションorブランケット
(寝ているか座っているかの時間が長いので、おしりが痛くなります。ブランケットを折り畳んでクッションの代用にしてもいいです。余力があれば持っていくと便利。座布団みたいなものがおすすめ。)

☆保温マグor水筒
(相部屋の場合は必要。)

☆木のティースプーン(相部屋の場合、飲み物を混ぜるときの音にも気を使いました。)

☆置き時計(テーブルに置けて、母子同室が多い場合は温度と湿度がわかるものが便利。授乳のときに時間を見たり、赤ちゃんと部屋で過ごすときの室温管理に役立ちます。)

☆マジックハンド
(私は持っていくのを忘れましたが、あったらすごく助かったと思います。術後数日は小さな動きでも、動くのがかなり大変なので、床にスマホ落としたといった些細な事でも絶望的な気持ちになります。かなりおすすめ!)

☆水などのペットボトル飲料、一週間分
(産院内の自販機があったとしても、買いに行くという動作をへらすため。節約にもなります。)

☆シャワーのフックにひっかけられるバッグ
(シャンプーなど入れて持っていけるので便利。洗濯ネットなどにヒモを付けたようなのでもいいかも。)

☆ソンバーユ(馬油)
無香料で赤ちゃんがなめても大丈夫なもの。
自分のマッサージ用や、乳首のケアにも使える。

☆ロキソニン錠60mg(市販)

痛み止めが切れたときのためにお守りとして持っておくと安心です。用法容量は必ず守ること。産院で出される痛み止めがロキソニンじゃない場合は、他の薬との飲み合わせなどがあるかもしれないので助産師さん(信頼できそうな人!)に相談してください。ちなみに市販の鎮痛剤のイブの方が授乳にあたって安全性が高いらしいですが、効き目はロキソニンより弱いです。ロキソニンも常用しなければそんなに心配しなくても大丈夫と担当の医師には言われました。(あくまでも自己責任でお願いします。)


【注意することなどなど】

☆着替えは多めに持っていく!(私の入院した産院は、荷物の差し入れてもらった日の翌日以降しか受け取れなかったので、手間だし面会もできないので少し動けるようになる5日目から自力で洗濯しました。それまでは持ってきた衣類を着回しました。家族が頻繁にきてくれる場合はそんなにいらないかも。)

☆おしゃれをするような余裕はないけれど、頻繁に授乳室に行くなど、他のお母さん方や助産師さんと接する機会が多かったです。(産院によって違うかもしれません)できれば少しこぎれいなパジャマだと恥ずかしくないかもしれませんが、あまり気にしすぎる必要はありません。(他のお母さん方も、他人の服装を気にしている余裕はないと思うので…)

☆産院にシャワー室にイスを借りれるように頼む!
(術後は貧血になる事もあります。術後一週間ぐらいは数分でも立ったままシャワーを浴びるのはキツかったです。体力に自信のある方は必要ないと思いますが、私は産院で借りる事ができたので助かりました。)
高さのあるイスでないとキツいです。しゃがんで立つとかの動作は二週間くらいはかなり難しいです。

☆入院直後の荷物の整理は自力でしなければならない!
前日入院でない場合は、術後フラフラの体で整理しないといけないので、簡単に出し入れ、整理できるようにあらかじめ荷物を用意しておく必要があります。
スーツケースなど床にしゃがまないと開け閉めできないものはやめておいた方がいいです。
私は大きめのカバン数個に分けて持っていきました。ダイソーで購入した旅行用のメッシュの衣類整理バッグが便利でした。

☆助産師さんはわりと個性強めな方もおられ、対応が人によってまちまちでした。お風呂のイスの件を依頼したとき、「そんなの要らないよ〜サッサと洗えば?!」とか言う助産師もいれば、別の方は依頼もしていないのに「しんどいよね、お風呂大丈夫?イス用意しようか?」と言ってくれました。一人に聞いて対応がイマイチな事は、信頼できそうな助産師さんを見つけて相談してみましょう!

☆退院後に産後の生活を手伝ってくれる人がいない、体力に不安がある場合は自治体の産後ケアサービスを利用するという手もありです!

(私は実母がすでに他界しており、産後に手伝ってくれる人があまりいなかったので申し込みましたが、大正解でした!!

帝王切開の傷の痛みが引かないうちに産後の3時間おきの授乳生活はとても大変です。というかボロボロになります。

助産師さんのサポートがあるなかで、心身を休めながら育児、授乳についても教えてもらえるのはとても助かりましたし、その後の育児にも自信と余裕が持てたように思います。

利用条件があるので、気になる方は自治体に問い合わせてみるといいかと思います!)


以上、私が入院の際に通常の必要物のほかにあってよかったものや注意点などです。
おひとりでも、助けになれば幸いです!!!

大変ですが、不思議と赤ちゃんのためにがんばれます。
痛みも必ずなくなっていきます。
私は術後4日目くらいから少しづつ楽になっていきました。
応援しています!!!

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