食洗機「SOLOTA」購入記

はじめに

Panasonicの食洗機「SOLOTA」を購入しましたが、大満足なのでレビューを残します。月額1,290円でサブスクも提供していますが、私自身が慎重な性格ではないのでとりあえず買ってから考えようということで購入。販売価格は3.7万円とのことですが、現在、Panasonicは指定価格制度を導入しているのもあり、どこで買っても価格差がないはず。

購入の決め手

私の場合、大きさのコンパクトさも含めたプロダクトデザインが決め手でした。青色LEDや謎の多機能パネルにうんざりしてしまうので、家電は便利さよりも見た目が許せなくて捨ててしまうということは数えきれず(一時、全ての家電は深澤直人がデザインすべきだという過激思想所持)。その点、コンパクトなサイズ感やビスの見えない仕上がり、圧迫感の無いように工夫された両サイドガラスの仕様を見て、これなら置く気になるなと思いました。費用面でも「まあ、3~4万円だし」と、失敗しても諦めのつく価格帯だったのも大きいです。

お勧めな人

  1. 可処分所得がそこそこある独身一人暮らし

  2. ガジェットが割と好き

  3. 家事そのものがそこまで嫌いではない

  1. 当製品の価格が3.7万円という絶妙な金額であることに加え、A4サイズといっても、ある程度のキッチンの広さは必要。生活にそこそこ余裕のある独身に向けての製品だと感じます。

  2. Alexaなどの音声アシスタントとSwitchbotを連動させていたり、ルンバやブラーバといったロボット掃除機も活用していたり、Oura RingやSOXAIとかもいいよねと思っている人は向くと思います。食器洗いという日々のタスク実行を定型化しやすくなることで、動機付けという点でも優れていると感じます。

  3. この点が一番重要な気がしているのですが、家事そのものがそこまで嫌いではないものの、タスクの9割方アシストしてくれるなら便利だなっていう考え(=期待感がほどほどである)は必要だと思います。自分の生活スタイルを見極めて、製品の仕様に自分が合わせる考えが必要。この点は後述。

課題と解決

課題① 食器等のサイズの制約

解決策として、食洗機の仕様に自分を最適化するということが挙げられます。上述のとおり、あくまで9割方のアシストをしてくれるという考えでいて、調理器具や食器を変えるといった譲歩をすることが大事だと思います。私はそこまで神経質でなはないので、公式には食洗機NGのもの(例えばグローバルの包丁)でもサイズが許せば入れてしまいます。おおよそ全ての食器を水で軽く流してから食洗機に入れています。
フライパンや鍋といった入りきらないサイズの調理器具は手洗いで、その他の細々したものは食洗機で対応。週末に作り置きをする生活習慣がある場合、割り切って部分的に活用するという感覚でいれば良いと思います。私は平日に凝った料理を作るわけではないので、不便だと感じません。

課題② 細かな設定が不可能

ボタン1つで作動するというのは、裏を返せば細かな設定ができないということですが、そもそも細かな設定をしたいタイプの人には向いていないと思います。解決策は、仕様に自分を合わせるということに尽きます。
ドラム式洗濯乾燥機において毎回同じコースで洗濯してしまうことも類似していますが、選択肢はあっても結局デフォルトに敵うもの無しというか。電子ケトル買換えの際も、細かい温度設定あるものは避けて「ただ沸かす」だけのを選んだのですが、それで間に合っている状況です。選択肢自体を無くすのも大事。

課題③ キッチンにおける電源確保

キッチンにアースなどないケースも多いと思いますが、そうでなくても他の調理家電もあるとなると、電源確保に一苦労する羽目になると思います。解決策として、分岐型の延長コードを導入しました。排水ホースと併走させるように電源ケーブルを配置。

課題④ 終了までおよそ2.5時間必要

開始から終了までおよそ2.5時間必要ですが、急を要するのであれば手洗いすればいいだけのこと。出かけるタイミングで作動させるなどすれば良いと考えます。洗浄モードはやや作動音がしますが、気にならない程度。乾燥モードはほぼ音も出ないので、個人的には在宅時でも作動がストレスに感じることはありません。
なお、タンク式ですので、食器をしまうタイミングで、次の準備(給水と洗剤投入)をしてしまってます。ルーティン化するのにやりやすい時間帯や方法を見つけることが鍵かと。

ランニングコスト

GIZMODEの記事によると、1回あたりがおよそ9.4円ということです。私自身が数円単位のランニングコストに鈍感なのであまり気にしていないのですが、洗剤はタブレット型の洗剤にするべきだと思います。Amazon定期便とかなら1粒あたり8円程度だし、計量の手間を省けるっていうのは非常に重要。同じ理由で、私はドラム式洗濯乾燥機でもジェルボールを使っています。計量という手間が増えるだけでなく、手が汚れないのもメリット。
また、タブレット型の洗剤をどう収納しようかと考えた結果、ある程度密閉できてワンアクションで取り出せるものが良いなと思い、選んだのはニトリのワンプッシュキャニスターです。500mlのタイプだと、タブレットが90個入ります。100個は入らなかった、惜しい!
タブレットであることで、洗剤を投入したかどうかを視認できるという点もメリットです。サンプルとしてタブレットタイプとリキッドタイプがそれぞれ数回分入っていたので、まずはサンプルを試してみると良いと思います。

洗剤とワンプッシュキャニスター

設置写真

設置写真(シンクのサイズはw48.5cm)

その他

ワイングラスをやたら割ってしまう人にもお勧めしたいです。リーデルオーとかのステムレスなシリーズ(特にO to goは本当に最高)とか、木村硝子のバンビとか(私個人はピッコロを愛用)背の低めで安定感あるやつとか。私自身も食洗機導入をきっかけに、リーデルオーのシャンパングラス購入してみました。最大水温が50度程度で乾燥も送風であるからこそ、そこまで高温にならないのもグラスにはいいのでは。
地味に良かった点としては、食器洗う時に手荒れを気にしなくて済む点。そして食洗機ならではの洗剤は成分が強力なことも加点ポイント。食器洗いするならゴム手袋とかしなきゃしなきゃと思いつつ面倒でほぼせずに食器を洗ってましたが、手洗いの回数が激減したので気持ち的な意味も含めた負担感が減りました。
そして、シンクに何もない状態が保てるって精神衛生上かなり良いなという感想。自然乾燥だとしてもそこそこスペース取るし、導入して良かったです。あくまで工数を減らすためのものであり、Done is better than perfect. って精神の人には向くと思います。

以上

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