計算されたクラス。
こんにちは。VHTS JAPANの平賀です。
今日は、2017年の初夏に柔術やMMAに携わっている人なら誰でも知っている現役選手が主宰している米・西海岸のアカデミーのクラスを見学した時のことを書きます。
開始時間になるとマットスペースに40名程度が集まり、一人の黒帯の先生の号令のもと、参加者の黒帯を先頭に帯順でマット内を軽く走り始めました。走り終わるとルーティンのアップ。真剣な表情でキレイに距離を取りながら行うアップはとても美しく映ったのを覚えてます。ちなみにこのアカデミーは白の道衣以外はNGです。アップが終わると次にペアになっての打ち込みです。
打ち込みが終盤に差し掛かると、マットスペースに小走りでやってきて、マットにジャンプインする代表。そして打ち込みをしている手前の会員から一言づつ声を掛けながら笑顔でシェイクハンド。見慣れない出稽古の参加者には少々長く接していましたね。全員に声を掛け終えると、代表の号令でテクニックの指導に入りました。
ルーティンのパートは、アシスタントに任せて15〜20分してから颯爽と登場する代表の姿は、大袈裟かもしれませんが神々しかったです。
決して計算した演出ではないにせよ、クラスのパート構成をアシスタントとメインに分け担当することで、メリハリが生まれ引き締まった時間を創り出してました。
内容は割愛させていただきますが、テクニックの指導後は誰よりも多くの参加者の相手を行った代表。これも演出かと思わせるような、出来るだけ全員を相手に出来る構成で組まれてました。
そして、最後は帯色に並んだ生徒たちと一人ひとり目を見ながらガッチリと握手。見学をしていた私は、何かのドキュメンタリー番組を見終えたぐらいの満足と気付きを得ました。私以上にクラス参加者は満足したでしょう。
<まとめ>
60分のクラス構成を計算し、高い参加者満足を生み出す。
NY発の洗練されたブラジリアン柔術、MMAギア「VHTS」
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