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最高な時はきっと訪れていたんだよ

ムロフェスに行ってきた。
気温33度の中、朝から晩まで横浜赤レンガ倉庫で音楽に浸かりに浸かった。
田中ユーキはマジで浸かってたらしいけど(海に)

梅雨明け前日の大快晴だった。
前日、一緒にビーバーのコニファーフォレストを見に行った友人に「明日は横浜に行くんだ」と言ったらいよいよ死ぬぞと若干引き止められた程、ヤバ過ぎる暑さだった。正直、最近フェスとかライブとか、疲れちゃってる自分がいて、ムロフェスだってクソアチいのにわざわざ横浜まで行くとか死ぬのかな?って同じように思ってました。ええ。

終わってみて思うのは、
マッッジで行って良かった!!!!

あんなに音楽の力を感じたのは久しぶり。街は暑さで茹だる人達がいる中で、赤レンガではバンドマンも、観客も、全員向日葵みたいな笑顔で溢れてた!

「この瞬間のために、私は生きていたんだな」って思える瞬間が数え切れないくらいあった。1個1個書きたいし、書き切れない。でも何かを書き留める時は1つだけの大切な瞬間を大事に書きたいっていう気持ちがあるから、1番音楽を感じた瞬間を書こうと思います。

私が見たアーティスト

ハルカミライとウォンカ、あり得ないくらい見たい気持ちがあったけど、あり得ないくらい疲れてたので諦めました。見た人達、私に沢山の感想を送ってください────


さて、1番私の印象に残ったムロフェスを記録していきます。1番良かったアーティストとかじゃなく、1番良かった瞬間だと、ロケーション、時間、セトリ、雰囲気。

全部含めて、私はKOTORIだと思った。
「素晴らしい世界」のラスト、会場にいた全員で歌った時を思い出すと、間違いなくあの瞬間がベストって思える。

この曲を書き留めようと思ったのは、単に良かったからだけじゃなくて、自己投影曲過ぎるからだと思う。ちょっとフェスの感想の前に私とKOTORIについて書いておくと、そもそも私はそんなにKOTORIを頻繁に見る方じゃない。
曲は聴くけど、フェスでいたら積極的に見るくらい。(もしオススメあったら教えてくださいな)

それが最近、4月から社会人になって、聴く頻度が爆上がりした。特にこの歌。

最近うまくいかないなぁ
ずっとこのままで居たくはないけど

いやッ....毎日の出勤、辛....!!!
こんなにテレアポかけてるのに....アポ、ゼロ...?!
これを、あと40年以上....???
いや、うまくいかな過ぎ。人生、"普通"の難易度高過ぎる。何故人は皆、普通に生きているんだろう。
ずっとこのままで居たくないけど、今更なにかやろうとも思えないよ。

そんでもって毎日出勤後、素晴らしい世界を聴きまくってた。じゃないと、通勤路で狂ってしまう。
KOTORIのファン層って若干高い気がしてたんだけど、何となくその理由も分かってしまうな。
嗚呼、無情な社会────

夕方、18時半過ぎ。
暗くなってきた横浜で、「チルい曲やります」のトーキョーナイトダイブから始まったKOTORIを、明日の仕事を考えて若干鬱になりながら見ていた。

変わってくものはそんなにないから
変わらないことも悪くはないよ
まあそれくらいがちょうどいい
素晴らしい世界だ

私、なんも成長できてね──...って毎日のように思ってたけど、まあそれでも良いんだよって言ってくれる曲が、毎日聞いていた曲が流れた。
周りの人もみんな歌っていた。

「最近うまくいかないなあ」
僕なんていつもそうだよ
最高なときはきっと訪れるよ
だから今日は忘れよう

横ティンがみんなに歌わせて、皆と一緒に歌う。
毎日聞いてた詩。
僕なんていつもそうだよ、って、1人で聞いてるときは横ティンしかいなかったけど、今は周りの人皆そうなのかもって思ってしまった。
ここにいる人達、みんなこの歌大好きなんだって、私以外の皆も救われてんだって思った。
私も必死だけど、皆も毎日必死なんだ。


私は、人と何かを共有する瞬間が好きです。
歓びでも、悲しみでも、悔しさでも。
知らない誰かと、同じモノに感動できる素晴らしさを知っているから、音楽が好きです。
知らない誰かと、同じ瞬間を一緒に過ごしていると実感できるから、音楽が好きです。

KOTORIはあの夕暮れの時間、あの会場にいた全員が私と同じように毎日頑張ってるって教えてくれたから、私も1人じゃないんだなって思えた。
私がいつも音楽が好きだと思うのは、こういう瞬間なんだと思うよ。


ムロフェス、朝からずっと歌ったり跳ねたり飛んだり、大変な1日だった。でもなにより、心から行って良かった!と思えるフェスだったよ。
全裸になったバンドマン、最後列を最前列にしたバンドマン、灼熱の下で革ジャン着てたバンドマン。
どのバンドのライブも、私が大好きな 生きてる って思えるライブだった。ありがとう。

ありがとうムロフェス!ありがとうムロさん!
来年も横浜でやってくれ〜!絶対に行くから!
そして最後に、狂ったように飛んでくるダイバー達を受け止め続けてくれたセキュリティに特大のサンキューを....

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