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実はこーゆーモヤモヤを抱えるオタク多いんじゃない?

山に登って見えた景色は、もっとデカい山が無数にそびえ立つ光景だった。

何かしらのジャンルである程度のオタクになると、知識を有するが故に色んな「凄さ」を理解出来るようになる。すると、そのジャンルのオタクになる前には見えなかった絶対に手の届かない高みのオタクが見えるようになり、自らの浅さに嫌気が立ってしまう。何らかのジャンルのオタクである私たち、みんな表立って言わないものの、こうした経験が必ず一度はあるんじゃない?

▽こんな感じのイメージ

そのジャンルのオタクでない友人たちや周りの一般人から見ると自分は「すげー奴」かもしれないが、自分からしてみれば実際にはそのジャンルの中でもまだまだ浅いオタクであり、未熟さを嫌でも自覚してしまうから下手に情報発信も出来ない。

Twitterがここまで広がる以前であれば、自分の知識で作品を語ったり、ノウハウを広めたりしても叩かれることは少なかった。でも今はちょっとでも他のオタクの目に触れようものなら「ここが違う。オタクを名乗るな」「そんなわけないだろ」「にわか」などなど、重箱の隅を突きまくられてしまう。自分でもスキのない完璧な情報を発信できないことは自覚しているので、炎上や過度な批判を恐れた結果、自分の中で消費して完結してしまい、情報を発信出来なくなってしまう。

回りくどい言い方をしたけど、つまりは「上位オタクのツッコミが多すぎて、新参・中堅オタクは何も言えなくなってしまう」ということ。どうです?けっこう心当たりない?

SNSは誰でも匿名で気軽にメッセージを送れるからこそ、批判のハードルが低くなってしまい、逆に最上位のオタク以外何も語れなくなってきているんじゃないだろうか?このnoteも何かの事故でネットに広まりでもしたら絶対に「物申すマン」に袋叩きにされるでしょう。

新参も古参も、オタクみんながしょーもない批判を恐れず自由に語れる。そんな自由な遊び場が今のインターネットで潜在的に求められている気がする。

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