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5. あなたは自分を無能のままにしていないだろうか?


あなたは本当に無能なのか?


大きな時代の転換期が何度も起こっているなかで、「何が常識か?」「何が正しいか?」価値観というものが大きく反転するくらいの変化をしている。


ある意味、歴史的な時代を生きているともいえると思う。


毎年、毎シーズン新しい服に買い替えるという常識がバブル期から続いたままの人は多くいるだろう。


例えば、コートは一生もののような感じだった時代もあった。

現代ではペラペラの暖かくもない軽いコートを使い捨てのようにシーズンで買い替えるようになったりしている。



ダウンジャケットだって、鳥の毛をむしったものだというのに、どんどん買い替えたりする。


気候変動云々いうのに、ダウンジャケットを大量生産して安く売るというのはいつまで「常識」なのだろう。



声の大きな人の声はよく届く。
強い人の声はよく届く。


だから、私たちは大きな声を聞きすぎてしまいがちだ。

テレビCMで繰り返される言葉とか、テレビやラジオで語られる言葉とかはつければ否応なしに入ってくる。


しかしながら、私たちは気付いたのではないか?


大きな声の主は果たして正しいことをいっているのだろうか?
わたしたちをよりよくさせることを言っているだろうか?


考えてみよう。



あなたが伸び伸びと能力、才能を育ててゆくためには、誰の声を聞きたいか?
どんな言葉を聞きたいか?


それは自分で決めなければいけない。


あなたが自分を無能だと思い込んでいるとすれば、家でどんな声をかけられ、どんな声を聞かされてきたかを思い出してほしい。

分けれるものではないが、いくつかのパターンがある。
あなたにも当てはまるものがあるかもしれない。

  • 恐怖支配

大きな声で怒鳴ったり、暴力によって自分の思う通りに操作しようとする。

荒げることで人を操れたという成功体験をしてしまったために、やめられなくなっている。

偉そうにしてみえるが、これは地べたに寝そべって泣き叫ぶ子供と同じ状態だ。

  • 取り引きの関係

「言うことを聞かないと、やってあげない」
「言うことを聞いたから、ご褒美をあげる」
というような取引をする。

言うことを聞かない=だめな人間だ
と言葉にしたり、言葉にしなくても操作する。

  • 優秀であるべきとされる


「自分の子供なのだから、あなたはもっとできるはずだ」と自分と子供の分離ができず同じと思い込んでいる。

個性を無視して、全てを「同じ」として扱っているため、出来ないことは「サボっている」「頑張っていない」として評価する。

かなりの優秀さをもとめることが多く、1番にならなくては認めない。

  • 親や家族がかわいそうな存在アピール


子供のことや家族のことで問題などがあると、「自分が可哀想だ」とアピールする。
暴力的ではないが、常に自分を「可哀想な存在」に置いているため、「尽くしてくれないこと」に不平を言う。

  • 存在を無視される


子供や家族の存在を無視している。
外に楽しみ求めて、家の中ではコミュニケーションを取ることができない。



大きくはこのようなパターンがある。
これらはどれも「無能だ」と思い込んでしまいやすい環境だ。


なぜなら、小さい子供にとっては家族、家が世界であり、その中でよりよく生きていくことが生存の道だからだ。


そして、小さな子供時代に植え付けられたものは、カラダが大人になっていてもその価値観に縛られてしまう。


よくある話がある。


 サーカスの象理論(鎖に繋がれた象)のお話だ。

サーカスの象が杭に繋がれていて、杭を引き抜く力もあるのに逃げずに杭の周りでじっとしているのはなぜか?


それは子象のときにはカラダが小さく、杭を引き抜く力がなかったからだ。


子象は大人になり、大きな象になっているから杭を引き抜いて逃げることなどたやすいのに「できない」と思い込んでいるのだ。


そういうことが人にもある。

子供の頃は、大人は完璧で、正しいことをいい、正しいことをすると思っていた。


成長するほど、いろんなことができるのだから、子供に比べると大人が優秀なのだと思っていた。


でも、実際はそうではない。
事実はそうではないことはわかっている。


私は、47歳になって、それに少しずつ気づいてきているが、まだまだその囚われに気づいていないことも多い。

それが今は伸び代だと思って、発見しては思い込みの書き換えをしている。



あなたは自分を無能のままにしていないだろうか?


つづく

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