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1.あなたは本当に無能なのか?

自分の無能さに嫌気がさしてこの世から消えてしまいたくなることがあるだろうか?


私はそういうことばかりだった。 

子供の頃からこんな感じだった。


どうして私は人並みにできないのだろう。
勉強もスポーツもできない。
なにをやってもできない。
周りを家族をがっかりさせてばかりいる。
誰にも期待されることもない。
存在感もない。


レジに並んでいても存在が消えてるのか抜かされたりする。


そして、怒られてばかりいた。


私は何のために生まれてきたんだろう?
生きている意味もわからない苦痛な世界だった。

この世がこんな苦痛に耐えねばいけないだけなのならば、未来に希望ももてなかった。



早めに結婚して、子供を産んで、違う人間になれるのではないかと思っていた。


でも、私は今の歳になっても結婚をしなかった。


逃げるように結婚をしなくてよかったと思う。


結婚で誤魔化しても、同じ苦しみの中でいきていただろうから。

誤魔化さなくてよかったと今は思っている。


最初の問いにもどる。


「あなたは本当に無能なのか?」
の問いに対して、
「無能なんかじゃなかった」
と返したいのだ。


それに気づくのに47年も経過してしまった。


私のように自分が「何をやってもうまくいかない」「生きてる価値がない」「生きてる意味がわからない」と、思うでもなく思って生きている人がいるなら。


自分の気づいたことを書き残しておきたいと思ったのだ。


「自分は無能だ」と決めてしまうのは
少し待ってほしい。

つづく


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