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ハンデスしながらグッズロック!?ピカチュウV UNIONデッキ解説

こんにちは。
先日投稿したCL愛知で使用したデッキの記事を読んでくださった皆さんありがとうございます。
https://note.com/gvirus/n/n90295fe04045
今回はCL愛知で使う程には至らなかったものの、ピカチュウV UNIONが実装されてからエクストラレギュレーションで使い続けていた(世間で使っている人のほとんどいないタイプの)ピカチュウV UNIONのデッキのついての構築記事を書いていきたいと思います。
有料部分があることになっていますが全文無料で読めます。
✳︎以降常態

デッキレシピとこのデッキの概要

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後攻1ターン目(先攻2ターン目)でホラーハウスGXを使い、後攻2ターン目(先攻3ターン目)にマルマインGXの特性でエネルギーをピカチュウV UNIONに加速した後、サイドが負けている時に使えるサポート:エリートトレーナーで相手の手札を減らしながらでんじしょうがいでグッズロックをし、相手ポケモンにダメージを蓄積して勝利を目指す。(先攻で手札、盤面が順調であればホラーハウスGXを使わず温存することも)
これがこのデッキの基本的な動きとなる。

採用カード解説

・ピカチュウV UNION 4枚
このデッキのメインアタッカー。ルール上4枚入れないと違反となるので4枚。

・ゲンガー&ミミッキュ 2枚
ホラーハウスGXで相手の先攻2ターン目を無かったことにしたいので採用。
また、ピカチュウV UNIONが倒された直後のターンはグッズロックとサイド3枚取得で相手の手札にトレーナーズのカードがかなり溜まっていることが多いので最後のサブアタッカーにもなり得る。

・マルマインGX、ビリリダマ 各2枚
デッキコンセプト上1回必ず使うのでサイド落ち考慮で2枚ずつ採用。
ビリリダマはアストラルビットやじょうねつのしずくで倒されないHP60の方が良い。その中でも、もしホラーハウスGXが使えなかった場合に、ワザで相手を麻痺にさせ、相手が攻撃できないターンを作れる可能性のあるエメラルドブレイク収録のものが最も強い。

・デデンネGX、クロバットV 各2枚ずつ
後攻1ターン目で使用するサポートがグラジオになる可能性がある都合上、サポート以外でドローする手段はしっかり確保しておきたいので2枚ずつ採用。

・カプ・テテフGX 1枚
ボール系のカードをサポートに変換できるカード。
ピカチュウV UNIONの一部をサイドから救出するグラジオにアクセス出来る可能性を大幅に高めてくれる、特性がまんのかべのソーナンスをグズマで退かしに行ける、単純にデッキの安定性向上にも役立つ等の理由から採用。

・タマタマ 1枚
ハイパーボールやクイックボール、プルメリなど手札コストが重いカードを多く採用しているため採用。このカードのおかげで手札コストが必要なカードが複数枚手札に来ても全て使い切りやすい。
元々サイド落ち考慮で2枚だったが手札から切りたいカードもそこそこあるので2枚は過剰と感じ、枠を捻出する際に1枚に減った。

・ロトム図鑑
確実ではないがグッズでV UNIONのサイド落ちをケアできるカード。毎回安定して1ターン目のサポートをグラジオに回せるわけではないので採用。
先にバトルコンプレッサーで山札にあるV UNIONを落としてから使えば高確率でサイド落ちしていたV UNIONが山札に戻ってくれる。

・ハイパーボール、クイックボール 各4枚
後半は余りがちになるが序盤で盤面を完成させるのに必須なので最大枚数採用。

・レスキュータンカ 1枚
1ターン目にデデチェンジやプラターヌ博士でマルマインGXを巻き込むことがあったり、バトルコンプレッサーと共に持っていると好きなポケモンに触れるので採用。
山札に3枚戻す効果を使う際はV UNIONやタマタマに気をつける。

・バトルコンプレッサー 4枚
V UNIONを早めに出すのに必須であり、バトルサーチャーやレスキュータンカも採用されているので最大枚数。

・バトルサーチャー 3枚
複数回使う可能性はあるが現物2枚以上入れるのは弱いサポートが多くあるので採用。バトルコンプレッサーとの相性も良い。4枚入れたいが比較的短いターンで決着が付くデッキということで枠の都合上3枚に。

・トレーナーズポスト 4枚
序盤で盤面を完成させたりサーチ手段の無いロトム図鑑に少しでも早めに触れるために採用。序盤中盤終盤のいつ使っても強い。

・改造ハンマー 1枚
ダブルドラゴンエネルギーを採用しているデッキの多くは2回以下の手貼りで攻撃できるのでグッズロックをしても簡単にピカチュウ V UNIONが大ダメージを受けてしまう。
そこで後述するエリートトレーナーやNと合わせて特殊エネルギーを破壊のできるカードが必要であると感じたため採用。

・フィールドブロアー 1枚
グッズロック前に予め貼られたポケモンの道具を破壊したいので採用。もちろんサイレントラボや頂への雪道を破壊できるカードとしての役割もある。

・パソコン通信 1枚
1、2ターン目の再現性が重要なデッキなのでエーススペックはこれに。

・かるいし 3枚
スタートしたポケモンをゲンガー&ミミッキュに入れ替えるのに1枚、ゲンガー&ミミッキュをピカチュウ VUNIONと入れ替えるのに2枚必要であるのでサイド落ち考慮で3枚。これにグラジオを使っている余裕は基本的にない。

・ちからのはちまき 1枚
元々火力を上げるカードは入れていなかったが、でんじしょうがいでデデンネGXすら1回で倒せない、Vmaxを2回で倒せないとなると相手にグッズロック下でも盤面を完成させる猶予を与えることになってしまうと感じたので採用。みんなでエレキボールでHP270のタッグチームやV STARも一撃で倒せる点もかなり偉い。
エレキパワーだと複数枚採用しないと使えるタイミングを自由に選べないので、1枚採用でも使えるタイミングをある程度コントロールできるこちらを採用した。

・エリートトレーナー 2枚
このデッキの基本的な動きを達成するのに必須なのでサイド落ち考慮で2枚採用。

・N 1枚
後攻1ターン目からサイドを取られた時などではエリートトレーナーよりもこちらの方が強力になるので採用。序盤ではシロナとしても使える。

・リーリエ 1枚
後攻1ターン目最強サポート。マルマインGXやバトルサーチャー等2ターン目以降で使うカードを捨てずに大量ドローできる点が非常に強力なので採用。基本的に後攻1ターン目にしか使わずサイド落ちしたら他のサポートを使えば良いので1枚。

・プラターヌ博士 1枚
先行2ターン目か後攻1ターン目に使うサポート。V UNIONやタマタマ、サポート等トラッシュに送りたいカードも多く入っているデッキなので採用。

・グズマ 1枚
ほぼ全デッキに入るカード。中打点のワザがメインのデッキなので2枚あった方が強いが、バトルサーチャーやちからのはちまきで誤魔化せるということで枠の都合でやむなく1枚に。

・グラジオ 1枚
V UNIONをサイドから救出するのに必須の1枚。2枚以上入れてもV UNIONの2枚以上サイド落ちはケアできない(2ターンも連続でグラジオを使うデッキではない)ので1枚。

・プルメリ 1枚
グッズロックをしても相手はベンチのアタッカーへのエネルギーの手貼りはできるので、そこを無くせば相手が次のターンに攻撃できなくなる可能性が高まり、ダメージレースで優位に立てるので採用。基本エネルギーを剥がせるのが強み。
相手のパラライズボルトやブルブルパンチの返しでプルメリ→ホラーハウスGXをすることでグッズロックから抜け出せることは頭の片隅に入れておくと良い。

・スカイフィールド 2枚
デデンネGX、クロバットV、カプ・テテフGXを多く使った時にベンチが足りなくなることがあるので採用。
ミュウVmaxなど相手には貼らない方がいい場合もあるので注意。

・ユニットエネルギー雷超鋼 4枚 オーロラエネルギー 2枚
ピカチュウV UNIONとゲンガー&ミミッキュGXが共有できるエネルギー。ホラーハウスGXとでんじしょうがいで序盤は最低4枚、終盤にポルターガイスト用でもう1枚あれば良いので6枚あれば十分と判断しこの枚数に。


不採用カード、採用候補カード

・シャクヤ
使ってもV UNIONをはじめとする目当てのカードをサイドから拾える保証がなく、外した時はサポート権を無駄遣いしたも同然になるので不採用。
V UNIONが複数枚サイド落ちすることは少なく、もしそのようなことが起きてもほとんどの場合はロトム図鑑でなんとかなる。

・ザオボー
プルメリとの選択枠。
こちらは厄介なポケモンの道具やスタジアム(主にサイレントラボや混沌のうねり)までも消せる強みがある。
現環境では、基本エネルギーを多く採用しているデッキが多く、特に三神カイリューがカイリューVに基本雷エネルギー手貼りから準備してきた際に次のターンの攻撃を防げる方が良いと判断したため、プルメリを選択した。

・頂への雪道、キャンセルコロン
ジュラルドンVmax対策だが入れたところで使いたいタイミングで使える保証はなく、邪魔になる場面の方が明らかに多いので不採用。
ちなみにドンカラスGX相手は手札からエネルギーが貼れないだけで特性でトラッシュから特殊エネルギーをつけることができるのでサイレントラボでよっぽど事故を起こさない限り勝てる。

・ウソッキー
アマージョに後攻1ターン目にバトル場のポケモンを倒されづらくできる他、ハンデスグッズロック後に上振れた際にも強い。また、悪系のデッキ等アマージョ以外のベンチを広げるデッキにも刺さる。
あったら強いが無くても勝てることが多く、そこに枠を割く余裕は無かったので不採用。

・アローラベトベトン
エリートトレーナーで手札を減らした後に相手の動きを大幅に動きを制限できるが枠がどうしても捻出できなかったため不採用。グッズロック後はボール系のカードが使えなくなるため、デデチェンジなどはされづらく、仮にされたとしても6枚ドローだけでは解決しないことの方が多いため、どうしても必須という程でもないと判断した。

一般的なピカチュウV UNIONデッキとの差別化点

ここで言う一般的に流行っているピカチュウV UNIONのデッキというのはエレキダイナモのモココとクワガノンVと組み合わせた以下のようなものであるとする。

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本記事とこのデッキの差別化点は、
・(実質)後攻1ターン目からピカチュウV UNIONでワザを使える確率が圧倒的に高い
・デッキの構造上、相手に何もさせずに勝てることがそれなりにある
・闘タイプ相手でも互角以上に戦える

一般的な方のリストの方は序盤はパラライズボルトで時間を稼ぎ、中盤からピカチュウV UNIONを使うと言ったプレイになることがほとんどだが、本記事のデッキはできるだけ後攻1ターン目から大幅に山札を掘れるように設計しており、2ターン目までには比較的高い確率でV UNIONを出しやすくしてある。
また、ホラーハウスGXにより相手の先行2ターン目を無かったことにでき、決まった通りの一連の動きが達成できれば、相手は2ターン目から手札がトップドロー込みで4枚しかない状態でグッズロックされた状態になるので動きを大幅に制限できることが多い。そのため、相手に何もさせずに勝てることがあったり、闘タイプ相手でもワザを使わせずに押し切って勝つことも可能である。

終わりに

本記事を読んでくださりありがとうございました。質問等がありましたらTwitterのDM(@ghetsising)に送ってもらえれば答えられる範囲で答えます。
また、今後この記事に新たに他の内容を追記する可能性もあるのでその場合はTwitter上でお知らせします。

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