【node.js】エコーボットを作ってみた #Granvalley
1.はじめに
皆様こんにちは。
グランバレイ社員兼釣りビギナーのJim2@GVです。
今回は、タイトルの通りnode.jsを使って、送信内容をそのまま返す一番シンプルなチャットボット、”エコーボット”を作成する方法を紹介したいと思います!
チャットボットを動かすための環境導入から紹介しているので、気になる方はぜひ見ていってくださいね!
実行環境
Windows10 64bit
Botframework Emulator 4.9.0
Microsoft Visual Studio 2017 15.9.22
Python 3.5.2
node 12.18.0
npm 6.14.4
Bot Framework v4
2.node.js、npmのインストール
①インストーラーのダウンロード
こちらから環境に応じたインストーラーをダウンロードします。
②インストーラーの実行
ダウンロードしたインストーラーを実行します。
③インストールの確認
インストールが完了したら、コマンドプロンプトから確認を行います。
> node --version
> npm --version
バージョンが表示されたならOKです!
3.node.js実行に必要なパッケージのインストール
Windows環境でnode.jsを実行するにはC/C++コンパイラおよびPythonが必要です。
npmを使ってwindows-build-toolsをインストールすると、Visual Studio、C++ビルドツール、(Pythonが未インストールの場合は)Python2.7をまとめてインストールしてくれます!
Python等を既にインストール済みの場合でも、競合することは無いので安心です。
> npm install --global windows-build-tools
4.Botframework Emulatorのインストール
Botframework Emulatorは、ボット開発者がBot Framework SDKを使用して構築されたボットをテストおよびデバッグできるようにするデスクトップアプリケーションです。
作ったチャットボットを簡単に実行できるので、とても便利です!
①インストーラーのダウンロード
こちらから環境に応じたインストーラーをダウンロードします。
②インストーラーの実行
ダウンロードしたインストーラーを実行します。
③インストールの確認
インストールされたアプリケーションを起動できればOKです!
5.エコーボットの作成と実行
①generator-botbuilderのインストール
Bot Framework v4用のYeomanジェネレーターです。
generator-botbuilderを使うと、Bot Framework v4を利用できるボットテンプレート(チャットボットプログラムのテンプレート)を作成してくれるので、1から自分で組む必要が無くとても便利です。
> npm install -g yo
> npm install -g generator-botbuilder
インストールの確認はヘルプコマンドを実行します。
> yo botbuilder --help
情報が表示されたならOKです!
②ボットテンプレートの作成
generator-botbuilderを使ってエコーボットのボットテンプレートを作成します。
まずはコマンドプロンプトからボット関連のファイルを格納するためのフォルダを作成します。
今回はCドライブ直下に「MyBot」というフォルダを作りました。
その後、作成したフォルダをカレントディレクトリにします。
> mkdir C:\MyBot
> cd C:\MyBot
そしていよいよボットテンプレートの作成です!
botbuilderを呼び出します。
> yo botbuilder
続いてどのようなボットテンプレートを作成するかを指定します。
? What's the name of your bot? echoBot #ボット名
? What will your bot do? just echo #ボットの説明
? What programming language do you want to use? JavaScript #使用言語
? Which template would you like to start with? Echo Bot #テンプレートの選択
? Looking good. Shall I do ahead and create your new bot? Yes #実行
実行すると、カレントディレクトリに指定したボット名と同じ名前のフォルダが作成されます。
これで、エコーボットのボットテンプレートが作成できました!
③エコーボットの実行
作成したエコーボットをBotframework Emulatorで実行します。
まず、コマンドプロンプトから作成したボットテンプレートのフォルダに移動し、「npm start」を実行します。
> npm start
・
・
・
restify listening to http://[::]3978
Get Bot Framework Emulator: https://aka.ms/botframework-emulator
To talk to your bot, open the emyulator select "Open Bot"
上記のようなメッセージが表示されたならOKです!
続いてBotframework Emulatorを起動し、「Open Bot」をクリックします。
すると、実行するボットのURLを要求されるので、
「http://localhost:3978/api/messages」
と入力し、「Connect」をクリックします。
(このURLはgenerator-botbuilderの公式サイトにも載っています)
これで、作成したエコーボットを実行することができるようになりました!
6.まとめ
generate-botbuilderのボットテンプレートを使い、簡単にエコーボットを作ることができました!
自動生成されたボットテンプレートに手を加えることで、新しいチャットボットに作り変えることもできます。
色々な機能を付けてみると面白そうですね!
今回の記事が皆様のお役にたてばうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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