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【読書】ランサムウェア追跡チーム ノンフィクション

読書レポート485

ランサムウェア追跡チーム
レネー・ダドリー
2023年9月4日発行

サイバー犯罪を理解するための、ノンフィクション
MS dos の時代にポップという生物学者、人類学者が、エイズトロージャンという、いわゆるトロイの木馬というランサムウェアでコンピュータ攻撃を始めたところから、コロナ禍でのハッカー集団との闘いまでの記録  もちろんノンフィクション
ランサムウェア、マルウェア、ウィルスに興味を持った人たちは、これを使って金を得ようとする者と、暗号も解読して攻撃を解除させようとするものに分かれる
ビットコインができてから格段に脅迫犯罪が増えたそうだ
追跡チームは、ネット犯罪に対抗するための個人がチームを形成したものだった
マルウェアを送りつけてファイルの拡張子を書き換えて端末をロックさせてしまう犯罪は、企業や団体からロック解除のパスワードと交換に多額の金額を得ることだ
追跡チームの活動は、ランサムウェアの脆弱性を見つけ攻撃を無効化することだ
脆弱性を見つけても、それが犯罪チームに伝わってしまっては、ランサムウェアもアップデートされてしまいかねない
イタチごっこが続く
コロナ禍で、追跡チームはハッカー集団たちに医療関係や公共機関への攻撃は控えるように訴えかけたという
承知したグループも多々あったという
無視した集団もいて、製薬会社や教育機関をターゲットにしたようだ
これからもまだまだ、社会でネットワークが活用される限り続く問題だろう

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