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【読書】睦月童を読む
読書レポート481
睦月童
西條奈加
2015年3月20日発行
女は永久の美と永遠の若さを望むものだ
竹取物語をモチーフにして、かぐや姫のような可愛らしい座敷わらしが、神通力を発揮する
人の良心を映しだす鏡の目を持ち、江戸の悪事を暴いていく
みごもった座敷わらしは皆、睦月という月に帰る
月は岩手の花巻街道から山奥に入った睦月の里にある
女の子しか産まず、産んだ母親は出産後に体が裂け血肉を月に吸い取られ灰になる
死を持って生を繋ぐのだった
睦月草という草花が神でもあったが、鉱山開発による水の汚染で危機を迎えていた
環境問題も取り入れた物語でもあった
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