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【読書】未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン

読書レポート458

未来から来た男
アナニヨ・バッタチャリヤ
2023年9月19日発行

やっぱり色々な意味ですごい物理学者 ジョン・フォン・ノイマン
量子物理学を牽引し、経済学ののベースに魔で育つゲームの理論を発表し、AI、環境問題といった現代の先端の課題に1930年代から取り組んでいた天才。
ハンガリーで生まれ勉強し、量子物理学ではシュレディンガーに猫の疑問を提示させるだけの数学理論をもっていた。
数学での解決を相談されても論理で解決させてしまう理論家でもあったという。
第二次世界大戦の最中、マンハッタン計画に呼ばれロスアラモスで核の爆発力の計算をし、原子爆弾を作ってしまった
悪魔の頭脳とも言われるが、ゲームの理論も発表し囚人のジレンマやナッシュ均衡などの研究成果を生み出す。
素粒子の動きを計算するための人工知能製作が、初めてのプログラミング、メモリーを生み出す。実質的なコンピュータの産みの親でもある。
ニューラルネットワークを想定し、シンギュラリティという言葉を初めて使い、1953年に癌で亡くなるまでに、地球の大きさが実際に有限であることの影響を危うい形で感じはじめているという、環境問題やエネルギー問題を語っている。
今、先端の課題はノイマンから始まっているように見えてしまう。
この本では、日本に投下された原子爆弾についても詳細に記述されていました。
構造から投下目標の選択
しかし被爆者たちの悲しみの深さを語る事はなかった

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