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日本の安全保障

2023年11月7日
警戒管制レーダーのフィリピン軍への供与について、NHK 朝のニュースでもありました。
初めての軍用品の供与でもあり、どこまで外国に供与できる軍用品を広げるのかという問題とともに、岸田総理は、日本の産業にとっても成長につながると発言があったことも伝えました。
軍事力に貢献する事への懸念の声もあり、透明性のある検討が求められると、締め括っていました。
また、中国の空母が南シナ海から日本の宮古島に近づきながら軍事訓練を繰り返している事も伝えました。

私も中国や北朝鮮からの脅威は強まっていると思っています。そして、個別の対応についても早急に、多くの議論の上での検討が必要な事とも感じています。
中国に対しては軍事的な脅威と共に、経済的な脅威もあります。情報管理への脅威もあると思っています。
こうしたニュースに対して、ネット上のコメントを見てみると、例えば  
⚫︎政府には、海外のことより国内の経済対策にしっかり取り組んで欲しい
という考えや
⚫︎中国の威嚇行動には諸外国としっかり協力して軍事力の保持も必要
という攻撃を肯定する考えなどもあります
これらの意見は、日本の安全保障政策を理解しての意見ではないと思っています。
むしろ2014年安倍政権下で平和安全法制や、そこに含まれている政府安全保障能力強化支援(OSA)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100487213.pdf
が行使されたことも理解しているものではないと思っています。
さらに、この安部政権が決定したものは、日米安全保障条約とは別個に日本オリジナルのもののように捉えやすい政策ですが、私は、日米安全保障条約に、付け加えたもののように感じられています。
岸田政権は安部政権の良くない部分も引き継いでいると感じてしまいます。
岸田総理は2014年当時、外務大臣としてフィリピンなどとも交渉した責任者ではなかったでしょうか。
私は、軍事力に頼らない中国との協議による平和的解決に取り組むことが、日本が選択すべき途だと思っています。
おそらく政治家の実際の行動選択には、多くの制約や様々な力が及んでいて選択肢が少ないのではないか とも感じています。

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