読書 帝国という名の記憶 下
紹介文
感想
中盤くらいから読むのが止められなくなり一気に読み終えました。この手のSci-Fi(SF)に慣れている人には読みやすいストーリー展開だと思います。
上巻と異なり具体的に事態が変化していきます。
主人公(マヒート)相棒(スリー・シーグラス)その友人(トウェルブ・アゼイリア)前任大使イスカンダーを中心に、逃亡劇からクーデターの最中を経てラストシーンまでの構成はスピード感がありました。謎解きを交えながら武力に対して、外交・交渉力・扇動で切り抜けていく物語のアイディアは、自分には大変楽しかったです。
上巻ででてきた「イマゴマシン」に関しても、この巻で進展は勿論あります。このアイディアは古くからあるものだと思いますが(ナインフォックスの覚醒を解説の方は挙げています)もっと読みたいと思わせる語りでした。
終わり方としてハッピーエンドかはわかりませんが後続のシリーズへの橋渡し的な意味もある中では、納得いくものでした。
後続のの既刊として「平和という名の廃墟」がでています。これに繋げる展開が未解決のママ残されて終わりますが、この巻で読み終えても従分に読後の満足を得ました。
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