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黒歴史〜第三章〜同棲中の彼女が男を連れ込んだのは、幸せの絶頂期でした…

【恋愛黒歴史】
誰にでも、恋愛における闇の歴史の1つや2つ、あるものです。
ボクとて例外ではなく…
闇に葬るつもりでしたが、意を決して、開示してみます。ザワザワ…と。

[前号までのあらすじ]
ボクらのバンドの追っかけちゃんを、バンドのリーダーから奪った形で結婚したものの…
妻がお仕事で掴んだ夢を追うには、ボクの存在が邪魔になるとわかり、自ら身を引いたのでした。

そう!妻を大好きだからこそ、身を引いた。
別離れる前にキライにさせて貰えなかったので、離婚の後にもがき苦しみました。

どうして、元妻の引っ越し先の布団には、枕が2つ並んでいたのだろう? とか…🤔

毎日もがき苦しむボクを見兼ねて…
所属会社の社長の愛人さんが、妹さんを紹介してくれました。

妹さんには諸事情があって、人間不信らしい。
特に、男性恐怖症が酷いとか😯

男性恐怖症だけれども、人畜無害で男っぽさを感じさせないボクならきっと、妹の氷を溶かせると思う!!
そう言って、紹介されました。

妹さんの「諸事情」は、かなりえげつないので、また別のお話しで…😅

ボクの唯一の取り柄、超一流の人畜無害さが功を奏し(?)、あっという間に仲よくなりました。
最初の数日くらいは、身体に触れるのが怖い感があったけど…
仲よくなったら、それはそれはベッタベタになりました(笑)
男性不信を乗り越えた反動?なのでしょうか…
むしろ、「いつでも繋がっていたい♡」かのようです…😂

ボクは理由あって(2章参照)、4LDKの家族型間取りの団地に独り暮らし😂
彼女は、狭いアパートに姉と2人暮らし。
ボクの家で同棲を始めるまで、時間はかかりませんでした。

お仕事で不在にするとき以外は、ず〜っとくっついている2人。
「同棲」という文化が、世に受け入れられていてヨカッタ〜♪

すっかり男性不信を克服できた彼女。
お客様にお酒を注いでお話を聞いてあげるお店に、勤め始めました。

時おり、お店に着て行くお洋服を、ボクが選んであげまして…
「アナタが選んでくれる服、いつもお客様から評判がいいの♪ありがとう♪お給料上がっちゃうヮ。ウフフっ♪」

フクザツ…😮‍💨
褒められるのは嬉しいけど、お客様にモテて欲しくはないオトコゴコロ…

この心配は的中して…
執拗に口説いてくる客も、チラホラ出てくるようになったらしい。

「でも大丈夫ョ♪ アタシは何があってもアナタのものだから♪ホラ♪これが証拠〜♪」

真夜中にお店までお迎えに行って、ホロ酔いで帰宅すると、いつもこんなカンジで抱きついてくる。
こう言われた男子は、ギュッと抱きしめかえしちゃいますよね♪

しばらくして、ボクの会社の社員旅行の季節が到来しました。
我が社の社員旅行は、海外に三泊四日がならわしです。(笑)

ボク
社員旅行の間… 寂しいね…😢

彼女
うん…。でも、グアムは時差ないんでしょ?電話してネ♪

当時はまだ、海外で自分の携帯が使えない時代。
ホテルの公衆電話に、25セント硬貨を山積みにして、電話しました😂

その電話中に、まさかの事件が起きていたとは、知る由もないのでした…

社員旅行から帰宅したら、相変わらずベッタベタ。
逢えない期間が、愛 育てるらしいです♪

社員旅行のすぐ後に、ボクは知人の結婚式に参列しました。
いいなぁ〜 幸せそうだなぁ~ 結婚て、いいなぁ~
ボクも彼女と、そろそろ… なんちて♪🤭

そんなホクホクで帰宅したボク。
彼女に「結婚式ヨカッタ話し」をしていたら…
ちょっと様子が…

彼女
「実はね…」

ん?なんだい?どうしたんだい?😊

彼女
「実はアタシ…
  …ここを出て行こうと思うの…」

えっ!? えっ!? あまりにも突然過ぎない!?
(今にも、プロポーズしちゃおっか!?…くらいに絶頂なのに…)

彼女
「お店で、猛烈にアタックしてくるお客様がいて…」
「それで… アナタが社員旅行で留守の間に…」
「その… ここで… その… あの…」

ここって、この家を指差してる?
ここで何があったのだろう?🤔

彼女
「お客様がね… どうしても!!って…その…」

ボクも子供ではないので、事態は概ね察しがつきまして…

彼女
「アナタは、優しくて、マジメで、本気で話しを聞いてくれるいい人だから、アタシなんかには勿体ないワ」
「もっと、ちゃんとしたいい人と出逢うべきだと思うのョ。アタシなんかでは、申し訳ない」
「もっと、日の当たる場所を、堂々と歩いていて欲しい!」

頭が真っ白でよくわからないんだけれども…
彼女には、ボクは不適合てこと?

彼女
「アタシは、彼氏が留守の間に、内緒で彼氏の家に男を連れ込むような、ゲス女なんだから…😢」
「アナタには、アタシでは申し訳ないんだから…😢」

旅行中の電話でも、帰宅後も、ボクだけが幸せ絶頂期だと思っていました…

ボクが極端にニブイのか…
彼女が「隠す」のが超一流なのか…
ボク1人だけがお花畑だったのか…

今度は、ボクが女性不信になるっつーの!(笑)


しょーもない黒歴史にお付き合いくださり、ありがとうございました。
いつか、続きを書きたいと思ってはおります♪

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