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語り継ぐこと

新年明けましておめでとうございます。昨年は弊noteをご愛読いただき、ありがとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
正直、昨年はかなり公私共々疲弊しがちな年で、特に仕事絡みのストレスからか負の感情に覆われていました。
さらに、再結成紫を目の敵にするな!と詰られたら身も蓋もないのですが、ドキュメンタリー(?)映画『紫 伝説のロックスピリッツ』が城間兄弟を「なかったこと」として描かれているということで落胆し、さらに観た方からはこんな声が上がり、心折れかけました。
「黒歴史を映画に載っけるほど余裕もないのもわかる。と言うより彼らはそれを乗り越えるほどの尋常じゃ無い努力を重ねているのも知ってます」

確かに。ふたりがしでかした、特に正男さんのしでかしたことはフォローの仕様がないし、2003年に事件を遅まきながら知った際にはショックで寝込みました。が、黒歴史って……。仮にもオリジナルメンバーやぞ!と臍を噛む思いに苛まれました。
さらに、一昨年のFM沖縄の沖縄本土復帰50周年記念特設ページ『OKINAWA SONG 50』内、沖縄音楽の歴史年表からIslandの“Stay with me”ヒットが表記されておらず(リスナーから抗議があったからなのか、後に表記された年表画像が後づけで貼られていました。)、「なかったこと」にされる空しさに虚脱感を覚え(しかし、それでもIslandの“Stay with me”は17位と大健闘したのは救いでした)たりと、立て続けに歴史を上書きされるような出来事があり、大袈裟でなく、疲弊し、それが体調にくることもしばしばありました。
普段なら「でもやるんだよ!」の精神で乗りきっていましたが、それすらなかなかできず、どんどんうちひしがれ、「結局は私の一人相撲でしかなく、上書きされつつある歴史を指くわえて見ているしかないのか」と暗澹たる気分ばかりの日々でした。そんな中、年明けに、ネットを通して知り合い、交流してくださるブロガーのあいろむゆぅじさんがこんな記事をアップしてくださいました。

地元の方ならではの紙媒体での資料収集、そして、それらに基づくデータに裏打ちされた記事は、 万策尽き、兵糧も尽き果てて、もはやこれまでと諦めていた矢先に大鍋いっぱいの卵雑炊を振る舞われ、新しい武器まで貰えた気分です。

あいろむさん、ありがとうございます。
さらに、私を奮い立たせるかのように、ずっと探していたのになかなか見つからなかった写真が見つかりました。


私のぱつんぱつんぶりと、やたらキラキラしたエフェクトに関してはスルーを(笑) 

しかし、私、今に始まったことじゃないけどむっくむく(笑)
2007年1月26日、プラザハウスにあったプライムカフェというカフェで、4度の空振りの末にようやく俊雄さんと再会、俊雄さんの計らいで正男さんとはじめて会えた時の写真です。

その時の出来事についてはこちらをご参照ください。

昨年は心細さとよるべのなさに潰されかけ、さらに上書きされつつある歴史になすすべもなく、うちひしがれそうになりました。
色んなことを諦めて、心に蓋をして余生を送るべきかと悩んだ程です。
けれど、見つかった写真と新しくできたネット友達のブログ記事が私をまた奮い立たせました。
それに、俊雄さんと約束したことがあります。
「あなたたちのことを語り継ぐ」
全然果たせてないからな。果たさないと。
私の言葉に「ありがたいよ」と微笑んでくれた俊雄さんに顔向けできないから。
また、「でもやるんだよ!」の精神で私は私の手足で得た記録と今も五感に鮮やかに残る出来事を綴り、私の視点での城間兄弟について語り継げたらと思っています。
それしかできないけど。

(文責・コサイミキ)

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