オキナワンロックドリフターvol.101

出発時間まで仮眠をとった。短い時間だが疲れはかなり取れていく。
タフさんの奥様であるミユさんに呼ばれて目を覚まし、着替えてタフさんの車に乗り込む。最初は金武社交街へ。

移動中、タフさんとたくさん話をした。宿のこと、ネットのこと、歴代ココナッツムーンスタッフの皆さんのこと、そして、清正さんのこと。

金武社交街に到着。以前より小綺麗にはなっているが、失礼ながら、無理やり再開発したスラム街のような佇まいで、人気のなさがなおさらそう感じさせた。
殺風景な金武の街をしばらく歩き、金武の著名タコス屋であるGate1でランチをと思ったら……。なんてこと。今日に限って休業。

タフさんと相談した末、タフさんお勧めのタコスヤーであり、タコライス発祥の店『千里』でランチをすることに決めた。千里のタコライスやチキンバラバラはかなりボリュームがあるということらしく、健啖家のタフさんにも食べるのを手伝っていただくことに。

さて、タコライス発祥の店のお味はいかに?
タコスは少し塩辛すぎて口に合わなかったものの、チキンバラバラやタコライスはコザとは違ったジャンクな味わいでおいしい。私とタフさんはたんまり盛られたそれらに舌鼓を打った。

それから、海洋博公園にてタフさんと一度別れ、園内をテクテクと歩いた。荒れ模様のエメラルドビーチを見て、ついでに波際に近づいては波が来ると全力で逃げ、ジューススタンドで椰子の実を奮発して買うも、安いシロップを煮詰めて希釈したような味でまずく、金返せ!と思いながら顔をしかめた。気を取り直して季節の花を見て、かつてアクアポリスのあった海のはす向かいに建てられんとしているアクアランドというアクアポリスを模した遊具コーナーを見てうれしくなったり、道に迷っておたおたしているうちに元気を取り戻した。
しかし。海を見ながら私は何を思ったのか城間家に電話してしまった。正男さんでありますようにと願っていたものの、電話には俊雄さんが出て固まった。

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