スコトーマ(心理的盲点)とは何か?


スコトーマ(心理的盲点)については、認知科学者でもある苫米地英人博士が詳しく解説しています。

スコトーマは「盲点」という意味で、目の構造上どうしても見えない暗点のことで、もともとは眼科医が使用している用語のようです。

僕たちはものごとを認識するとき、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の五感で受け取った情報を脳が認識していますが、このとき、過去の受けた強い記憶と繋ぎ合わせて認識しています。

たとえば、五感が受け取る情報が仮にプラスのものだったとしても、それが過去の不快な記憶と結びつくと、ネガティブなこととして脳は認識してしまうのです。
逆に言うと、ポジティブな情報の部分を受け取れなくなっているのです。

脳は受け取った情報を二通りの情報に分けているそうです。
一つ目は「この情報は重要」、二つ目は「この情報は重要ではない」。

このような脳の機能からスコトーマが生まれます。
スコトーマが生まれる要因は2つあります。
(1)知識がない(から見えない)
(2)自分にとって重要ではない(から見えない)

たとえば(1)は、原始人がスマホを見た場合。それがスマホだとは分からないので、「スマホとして見えてない」ということになります。

(2)の例としては、「ホンダのシャトルって車ほしいなぁ。」って思ってると、道でその車種ばかりが目につくというもの。
これまでも同じ確率で見ているはずなのに、脳がその情報を「重要ではない」として切り捨てていたのです。

叶えたい夢、成し遂げたいこと、目標、そんなものに関連することを脳にインプットしてしまえば、自然と脳がそれをキャッチしてくれるようになります。

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