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ムリ・ムラ・ムダをつくる。

一般に、仕事を効率化するにはムリ・ムラ・ムダを排除していくというのがセオリーとされてますよね。
逆にこれらを作り出したり、増やしたりしたらどうなるんでしょう?
中谷彰宏さんは次のように言っています。

ムリが可能性を伸ばす。
ムラが刺激を与える。
ムダが豊かさを与える。

少しムリをする。
自分が楽に、安全にできる仕事だけをしていても気づきや成長は望めません。
筋肉と同じように、少し負荷をかけると、それを克服しようと前よりも強くなります。
自分の安全・快適地帯、コンフォートゾーンから少しでもいいから、一歩でもいいから外に出てみる、そういった「少しのムリ」で違ったものが見えたりするのではないでしょうか。

ムラをそのまま楽しむ。
芸術や創造的なものは、ムラが生み出しているといっても過言ではありません。
整然と並べられたもの、一糸乱れぬチームから独創的な発想は生まれにくいと言われています。
ダイバーシティや異質なものをそのまま取り入れるという視点もまさにムラを生かすということだと思います。

ムダなものはないのかもしれない。
商品の在庫とか、単なるモノについてはムダだと判断できるものがあるが、人間の行動に果たしてムダなことはあるでしょうか。
必ず何らかの意味を見つけることができるはずです。
こんなムダなこと…と解釈せず、そこに無理やりにでもポジティブな意味を見つけ、それを楽しむことができるはずです。

大量生産、大量消費の時代に求められてきたのは、ムリ・ムラ・ムダの徹底排除でした。
ですが、現代、人々に刺さる商品やサービスはどうでしょう?
人々が求めてるのは、ムリ・ムラ・ムダが生み出すストーリーではないでしょうか。
ムリと言われたチャレンジを応援する。
ムラのあるアーティスティックなものが支持される。
「技術のムダ使い」が面白さを生む。
むしろムリ・ムラ・ムダが求められているのかもしれません。

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