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快適な場所からあえて抜け出す。

人は快適な場所にいるのが好きです。そう、だって快適だもの。
「快適」とは、言い換えると、「いつもと同じ」とも言えます。
いつもの道を通り、いつもの会社に行き、同じ仕事をし、同じ道を帰る。いつもと同じメニューを選び、いつもの仲間と過ごす。
人間を始めとする生物には、ホメオスタシス(恒常性)という機能があり、環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向があるそうです。
つまり同じ環境(=快適な環境)に居続けようとするんですね。
この安全な環境を「コンフォートゾーン」と言うそうです。
もちろんこれは必要なあって備えられている機能ですから、これを守ることによってストレスを感じなかったり、安心・安全な気持ちでいられます。
ただ、ワクワクはしないんです。
ワクワクするとき、それはきっと「何かいつもと違う世界」を感じ取っています。

また、人間が「成長」するときはどんなときでしょうか?
コンフォートゾーンの中にいるときには成長しにくいと言われています。
リビングでいつも通りテレビを見てて、スーパーサイヤ人みたいに「うおー!」って成長はしないんです。
人間は自分のレベルより少し上の目標を達成したとき、いつもと違う環境に置かれたときに成長します。
つまり、コンフォートゾーンの外に出たときに成長しやすいんですね。
このコンフォートゾーンの外は、ラーニングゾーンと呼ばれます。学びがあるというゾーンです。
そのさらに外はパニックゾーンと呼ばれ、自分のコントロールが通用しない世界、ややもすると精神的な不調をきたしかねないゾーンと言われます。

ポイントは目標やゴールを、自分のコンフォートゾーンの少し外、ラーニングゾーンに設定すること。外の世界にワクワクするようなことを見つけたら、思い切ってそれに触れてみること。
これだけで見える景色が変わり、成長が始まります。
そして今後はそのラーニングゾーンに慣れていき、その環境に対してホメオスタシスが働くのです。
こうして自分のコンフォートゾーンを少しずつ広げていくことが成長と呼ばれるのだと思います。

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