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良い質問とは?

社会人になって、会議や研修などで「良い質問」ができるかどうかは、とても大切だと思いませんか?
良い質問は、議論を良い方向へ向かわせたり、深めたりしますし、自分の評価も高まるのではないでしょうか。
ですが、「良い質問」をしようとただ考えてもなかなか出てこないことも多いですよね。そんなときには、次の3つ項目を意識するといいそうです。

1)具体的×本質的である。
良い質問は、具体的かつ本質的であるといいます。
具体の反対は抽象、本質の反対は些末(重要でない)です。
例えば、具体的だけど些末な質問は「プリンは好きですか?」みたいな感じですね。話の内容にもよりますが、つまり「どうでもいい」質問です。
本質的だけど抽象的な質問としては「愛とは何ですか?」とかです。確かに意味のある質問かとは思いますが、答える側は困ってしまうでしょう。
具体的かつ本質的な質問とは、例えば講演家に対して「講演の中で比喩表現をよく使われますが、あれは準備してますか?アドリブですか?」みたいな感じです。
答えやすいですし、その回答は他の参加者にとっても意味のあるものになります。
2)自分の関心×相手の関心
自分がとても興味があって、かつ、相手も興味がある質問です。
この両方を満たす質問は、みんなにとって有意義な質問になります。
自分は興味があるけど、相手は興味がない質問を「子どもゾーン」とも言うそうです。「このアニメのキャラクター知ってる?」みたいなのですね。子どもは自分の興味だけで質問しますが、大人としては興味がないパターンです。
逆に、相手は興味があるけど、自分は興味がない質問が「おべっかゾーン」です。「これ質問したら喜ぶだろうな。」みたいな忖度ですね。
自分が興味がないということは、聞き手であるみんなにとっても興味がない可能性が高いです。
なので、相手が喋りたそうな中から自分が興味があることを選ぶ、のが良さそうです。
3)過去の経験×現在の文脈
相手の過去の経験に無いことを聞いてしまっても、「いや、それは経験がないから分からないなぁ。」になってしまいます。
「現在の文脈」に合致しているかどうかは、つまり「それって今、聞くこと?」です。
なので、良い質問は、その相手に聞くべきことであり、今聞くべきこと、ですね。

この3つの項目のマトリクスを満たす質問こそが、池上さんに「いい質問ですね!」と言われるのだと思います。

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