オンラインサロンはネット上の「伽藍」だ。
社会における「閉鎖空間」と「開放空間」の話を聞きました。
その例として、閉鎖空間では「伽藍」、開放空間としてはバザールが挙げられます。
伽藍は、僧侶が集まって修行する寺院などの場所であり、出入りする人は限定されていることから「閉鎖的」です。
一方、開放空間の例としてはバザール、つまり市場が挙げられます。不特定多数の人が出入りする「開放空間」ですね。
この2つの空間では、それぞれ人々の「立ち振る舞い」が異なってきます。
伽藍のような閉鎖空間では、悪評を避けることが最も重視されます。学校の教室でのいじめにもつながりますね。
一方、バザールのような開放空間では、悪評も関係ないとは言いませんが、それよりも一期一会で出会うお客さんに対していかにPRするか、つまりどれだけ「目立てるか」がポイントとなります。
商品に多少の問題があっても、お客さんに売ってしまうことが第一です。
この話はネット上でも当てはめることができます。
インターネットが始まったとき、しばらくはバザール状態でした。ネットオークションがその典型ですね。
いかに目立って、買ってもらうか?それが一番のポイントになります。
一方、最近多くなった「オンラインサロン」。これは明らかにネット上の「伽藍」と呼べるのではないでしょうか。
同じ価値観を持った人達が集まる閉鎖空間です。
この中ではネガティブな発言は驚くほどありません。
つまり悪評が立ってしまうと、その空間に居づらくなるからですね。
逆に、同じ価値観で集まってますから、ポジティブな発言に足を引っ張られることもなく、議論はポジティブな方向へぐいぐいと進んでいきます。(僕もキングコング西野さんのオンラインサロンに入っています。)
ネット上でビジネスをしたり、何かを動かそうとしたり、ネットワークをつくろうとしたりするとき、その場が「閉鎖空間」なのか「開放空間」なのかで当然、立ち振る舞いを変えるべきであり、その如何によって、得られるものも変わってきます。
また、自分がネット上にコミュティをつくるときも、この点を理解しておくと良さそうです。
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