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完全な指示を出すための6つの要素

マネージャーでなくても、誰かに何かをお願いするとき、上手な指示が出せることは重要です。自分の思う通りの結果を求めるのであれば、自分の中の「分かってるつもり」の部分も含め、丁寧に伝えることで、お互いにロスのない結果が得られます。
あなたの指示に足りていない要素はないか、それを確認するには次の6つのリストが役に立つのではないでしょうか。

1)仕事の目的
最終的に目指すもの
2)仕事の目標
目的にたどり着くまでのマイルストーン、望ましい結果のイメージ
3)一連の手順
具体的にどうやるか?
4)手順の論理的根拠
なぜそのような手順ややり方をするのか?
5)反目標
望ましくない結果。こうなってはいけないよ、というもの
6)制約及びその他の注意点
進めるにあたっての制約、制限、注意事項

もちろん、これをすべて網羅せずとも、相手の理解度や状況によって省略する項目もあると思います。
見逃しがちなのは、「反目標」という項目です。例えば、目的地までの道順を説明するとき、「○○まで行ったら行き過ぎだからね。」というようなことです。失敗の指示ともいえるでしょう。
この項目について、「情報建築家」のリチャード・ワーマンは、「この失敗の項目が指示に欠落していることは多い。しかし指示に従う人の立場から見れば、フラストレーションを軽減するのに最も効果を発揮するのはこの要素なのだ。」と言っています。
効率的に仕事を進めるために基本的なことですが、だからこそ大事なことですね。

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