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仕事が遅い人の3つの特徴

「仕事が速い!」と言われる人と、「仕事が遅い。」と言われる人がいますよね。
このように判定されてしまう理由として、タイピングの速度とか、資料づくりの速さとかではなく、もっと根本的な原因があるといわれています。
今回は仕事が遅い人にありがちな3つの特徴を紹介します。

1)最終目的を意識できていない。
業務を与えられた時に、業務の「What(何を?)」を意識する人は仕事が遅いといわれています。
Whatには、資料を作るとか営業先に行くなどが挙げられます。これらは手段(How)であり、これを目的としまうと、「作業員」になってしまいます。
もちろん作業をしっかりこなすことは重要ですが、ここを目的にするのではなく、「なぜやるのか?」「何のためにやるのか?」という「Why」(最終目的)を意識することが大切です。
これを突き詰めることで、例えば指示されたやり方よりもいいやり方があるかもしれないですよね。この「やり方」については、指示した上司よりも実務担当者の方がよく理解していることが多いと思います。

2)仮説を持てていない。
指示を受けたときに、すぐに手を動かし始める人はいないでしょうか?
思考を伴わない実行は、あなたの思いつきが判断材料になるため、結果として失敗ややり直しになる確率が高くなります。
最終目的を意識した上で、「これってこういうことでは?」というように仮説を持ちながら作業を進めることが大切です。
仮説を設定して検証するというのは大変です。ですが、仮説を間違える回数が増えていくと打率は自ずと上がっていきます。この繰り返しによって結果的にやり直しの回数が少なくなり、仕事は速くなっていくそうです。

3)上司を巻き込めていない。
通常、仕事は組織で動いています。組織で動いている以上、上司つまり会社の方針から外れたやり方でやっても進みません。
上司の言うことを何でも聞くという意味ではなく、最終目的や仮説を持った上で、必要に応じて方向性を修正していくことを意味します。
そこで有効なのが、上司を使い倒すということです。
最も仕事の遅れが発生するのは、「作業のやり直し」です。
作業に取り掛かれる段階になった時に、方向性を上司に確認することが大切です。
ただ、作業の一つ一つを確認しているようでは、自分の仕事に付加価値がないと判断されてしまいますので、仮説など自分自身で考えた上で方向性の案を出すことが必要です。

まわりの仕事が速い人をよく観察してみると、これら3つの特徴を実践しているのではないでしょうか?
仕事にはクオリティと同様にスピードも求められます。
同じクオリティであれば、速く仕事を片付けることは企業側にとっても労働者側にとってもメリットがあるはずです。

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