「考える」よりも「手を動かす」

マシュマロチャレンジ、というのをご存知でしょうか?
3~4人のチームを作り、マシュマロ、乾パスタ、マスキングテープを使って、一定の時間内にできるだけ高い塔をつくるというものです。

このチャレンジで面白いのが、おじさん経営陣チームに保育園児チームが勝ってしまったという話です。

おじさん経営陣チームは、スタートすると、まず考え始めます。「どうしよろうか?」「どういう作戦で積もうか?」といった感じです。そうして考えている間に時間はどんどん過ぎていきます。
一方、保育園児チームは、スタートと同時にすぐ手を動かしはじめます。もちろん失敗します。でもすぐに次の方法で積み直します。そして結果的におじさん経営陣チームに勝ってしまったそうなのです。

これは「プロトタイピング」の効果のひとつと言われています。
プロトタイピングは、試作品を早期につくり、それを検証し、ユーザーから早めにフィードバックを得るのが目的です。
まずは形にしてしまい、それに対して修正をしていくとイメージですね。

形にせず、頭の中で考えてばかりでは、どこが悪いのかを指摘することができません。
保育園児チームは自然とこのプロトタイピングを実践していたといえます。
考えるよりも、まず手を動かして失敗する。まず行動する。そんなことが特に今の時代は求められているような気がします。

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