「10%」の成長ではなく「10倍」の成長を考える。

1961年、アメリカ大統領だったケネディは、 「10年以内にアメリカは人間を月に送り、無事帰還させる」と宣言しました。
この「月に向けたロケットの打ち上げ(ムーンショット)」計画は、莫大な費用がかかったりさまざまな障壁が立ちはだかる中でも、独創的なアイデアの可能性を信じるというポジティブな要素を含んでいることから、以降、
「非常に困難で独創的だが、実現すれば大きなインパクトをもたらしイノベーション(新機軸や革新)を生む、壮大な計画や挑戦、目標のこと。」を
ビジネスの世界でムーンショットと呼ぶようになりました。

事業の成長だったり、仕事の速さだったり、その目標を設定するとき、私たちは「5%アップ」とか「10%アップ」といったようなレベルで考えることが多いと思います。

しかし、「10倍」成長!という目標を立てたらどうなるでしょうか?
いわばムーンショットのような宣言です。
このような目標を掲げた場合、「根本的なやり方や考え方を変える」必要があります。
今までのやり方ではだめだ。考え方から転換しなければだめだ。となるはずなのです。
そうすることで、いままでとは次元の異なる発想や方法を思いつくことができるかもしれません。
10%アップという目標設定では、いままでのやり方で努力する、という取組みになってしまうのが関の山です。

仕事の速さもそうですね。1時間かかっていた仕事を50分で片付けるのではなく、10分で片付けるにはどうしたらいいか?と考えることで、「そもそも」という発想をし始めるはずです。
発想の革新を促進するには、飛び抜けた目標設定をしてみるのも面白いですね。

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